借入れ審査無しで借入れできるところという話の真相は?
前回、私が見た消費者金融系の掲示板に書いてあったんですけれども、借入れ審査無しで借入れできるところというのがあり、最近は注目されているというように生きました。
今は審査がゆるいところというのも増えてきているし、審査なしでもおかしくないかと思ったのです。
しかし他のところでは借入れ審査無しで借入れできるところというのはない、というように言っている人もいましたし、ほんとうのところはどうなのか?と気になりました。
今日本には借入れ審査無しで借入れできるところと言うのは存在しているのでしょうか。
審査なしで借入出来る業者は存在しているがヤミ金だ
審査なしで借入出来る業者は存在しているかしていないか、と言われると存在していると言えます。
ただし、その業者が正しく利用できる業者で、安全安心なところかどうかというとそれはまた別の話です。審査なしで借入できるということはそれはヤミ金の可能性が高いでしょう。
どうしてこのような借入れ審査無しで借入れできるところという話が多く出てくるかというと、審査が甘いところも多くなっているというのが大きいのですが、おそらく審査の仕方が他の業者と違うところがあるからでしょう。
中小の業者ほど独自審査を撮っています。
普通、消費者金融でも銀行系カードローンでも審査の仕方というのがだいたい決まっています。まず行うのは本人確認です。
本人確認をした後にちゃんと申込みをしたのか、そして借入の注意事項などがわかっているかを確認した後、審査に入ります。
ここで審査といっても信用調査をするわけですが、信用調査をして実際に借入はどのくらいあるのか、ブラックになっていないのか、返済実績はあるかなどを見るわけです。
しかし業者によっては中小の個人でやっているようなところはここを飛ばす場合があります。
昔は信用調査をするにもお金と時間がかかるということもあって、ベテランの社員が申し込みに来た人を見て話をし、貸しても大丈夫かどうかを見極めていたといいます。
それと同じようなことが中小の業者でも行われているのです。とはいえ一種の審査には間違いありません。
なのでこういった変わっている審査を見て「審査なしのところが増えているのか」というように感じるのだと思います。実際は審査のやり方が違うというだけなので、審査なしではないのです。審査はあるけれども大手などとはやり方が違うということです。
消費者金融にしても銀行系カードローンにしても何らかの審査は必ずやっています。
全く審査なしでとりあえず貸出をするというような業者はほぼいませんし、いるとしたらそれは騙そうとしているヤミ金くらいのものです。だから使うべきではないのです。
借入れ審査無しで借入れできるところというのは話題によく登るので、きっと見たことがあるという人も多いと思いますが、こういう掲示板でよくある話題には気をつけておいたほうがいいことも多いので、簡単に信じないで裏を取るようにしてください。
【参考ページはこちら】
カードローンは既に借入があっても作れる?
借入れ審査無しで借入れできるところは存在するのか
結論からいえば借入れ審査無しで借入れできるところは存在するものの、実際に借り入れすることはお勧めできません。
なぜならほぼ100%に近い確率でヤミ金などの貸金業法に違反した悪質業者であるからです。
ヤミ金と一口に言ってもユーザーに対してどのような手口で近づくかは様々ですが、ほとんどの場合出資法と呼ばれる制限を超えた暴利を課してきます。
もし返さないようであれば同じく法律に違反したような手口で取り立てを行います。
ユーザーに対してどの程度の金利を課すかは債務者の収入などを調べてそのつど調整します。
借り入れを行う人の大半は家族や会社の同僚等にバレないように借りる方がほとんどですが、そのような弱点をついた取り立てが顕著です。
また、一部の債務整理を行った場合においては官報と呼ばれる国の機関紙に債務整理を行った人が掲載されますが、そのような社会的弱者に対して電話やメールで近づくのもヤミ金の大きな特徴です。
債務整理を行った場合長期間にわたって正規の貸金業者や銀行から借り入れすることができなくなりますので、ヤミ金はそういった弱みをつけこんで融資を迫ります。
十数年前には全国ニュースに頻繁に取り上げられるなどして社会的問題でもあったヤミ金は現在では法改正によってしぼんできています。
とはいえ街金と呼ばれる街中に事務所を構えるような従来のヤミ金ではなく、現代がネット社会であることを利用した新たな方法で悪質な貸付を行う業者が増えてきていることも事実です。
高金利を提示するのがほぼすべてのヤミ金に共通することですが、最初にユーザーに近づく際には非常に低金利かつ、審査なしでの貸付などを提示し、その後、言葉巧みにユーザーを騙すことがほとんどです。
また、最近では実際にある大手の社名などを名乗って借り入れを行うユーザーに信用をさせた後に貸付を行う業者も増えてきています。
最近ではヤミ金に限らず多くの貸金業者ではネットだけで手続きが完了するような融資方法が人気ですが、これはネット社会の弊害ともいえるものであり、実際に店舗にいかないことからこうした大手の社名を偽装した際にユーザーに気付かれにくくなっているともいえることです。
法律は年々改正されていることもあり、ヤミ金全体の数は確実に縮小しているとはいえ、こうした新たな社会性に適合するかのごとく、新たな悪質な手口も年々増え続けています。
また、法律改正が必ずしもヤミ金の縮小に繋がるとはいえず、グレーゾーン金利などの撤廃により正規の消費者金融で借りられなくなった人が増えたことにより、ヤミ金に手を出す人も増えています。
中には騙されるのではなく、悪質な業者であるとわかっていながら借り入れを行う人もいるほどです。
グレーゾーン金利とは2010年6月18日に施行されたばかりの貸金業法と出資法の前に存在する利息制限法の定める金利以上、出資法で定められたもの以下である金利のことです。
このように借り入れに関する法律は多数存在し、素人がすべてを把握するのは大変困難です。
万が一ヤミ金から借り入れを行ってしまった場合には速やかに弁護士等の専門家に相談することが重要です。
最近の判例ではヤミ金から借りた金は金利はもちろん、元金すら返済する必要がないからです。
たとえ弁護士費用も払えないほど緊迫した状況であっても事情を説明することにより後払いが可能になることがほとんどです。
そもそもヤミ金でしか借り入れが行えないという状況は最近では稀なることであり、まずは中堅どころの貸金業者を探すのがお勧めです。
個人が借り入れを行う際には主に消費者金融か銀行の2種類が存在し、それぞれメリット・デメリットが存在します。
消費者金融の場合には金利が銀行よりやや高めな代わりに、審査が簡単で融資までの期間が短いという利点があり、銀行の場合にはその逆であることが一般的にはいえます。
このため審査に落ちやすい場合にお勧めできるのが消費者金融です。
また、従来の借り入れと異なり、実際に店舗などで手続きを行うことが非常に稀なことであり、近頃はネットですべての処理が完了します。
具体的には必要事項をWeb上で入力した後に、スマートフォンなどのカメラ機能を使い、身分証明書を送信、その後審査に通れば融資を受けることが可能です。
さらに最近では融資までの時間が短縮化されており、即日融資という申し込んだその日に融資が下りるようなサービスも珍しいものではありません。
(⇒即日融資を受けたい方におすすめ記事)
このため、より気軽に貸金業者へ申し込みすることが可能です。
このように審査に落ちやすい人にお勧めできる消費者金融ですが、より審査に通る確率を上げたい場合には大々的に広告を打っているような大手企業ではなく、より審査に通りやすいやや小規模なところに申請するのがよりお勧めです。
ただし、名の知られていないところは先ほどにあげたようにヤミ金などの悪質業者である可能性もありますので、より慎重に調べてから申し込む必要があります。
それでも審査に通らない場合にはなぜ通らないかを考えるのが最も重要です。
銀行、消費者金融に限らず借り入れを行う際の審査で最も重要視されるのがまず安定した収入です。
あくまで安定が重要であり、収入の高さは審査結果にさほど影響を与えません。
従来サラリーマン金融を略してサラ金と呼ばれていた消費者金融ですが、最近では主婦や学生など、アルバイトやパートで収入を得ている人の借り入れも爆発的に増えてきています。
ただしこの場合、申請する金額も重要であり、年収の1/3を超える額の借り入れは行うことができません。
これは2010年の6月18日に施行された貸金業法の中の総量規制という項目に含まれているものであり、もし破った場合には貸付を行った金融機関が法律によって罰せられます。
このため、申し込む際に年収の1/3を超える額を申請した場合には問答無用で審査に落ちてしまいます。
なお、この貸金業法は消費者金融などの民間企業にのみ適応されるものであり、銀行には適応されません。
このため銀行では理論上年収の1/3を超える額の融資を受けることが可能ですが、消費者金融より審査の厳しい銀行で理由もなしに高額の借り入れは期待することができません。
この総量規制は仮に不動産などの高額な担保があった場合においても消費者金融に適応されます。
安定した収入を得ているかどうかという点は審査において何よりも重点的にチェックされるものであり、たとえその他の要素が理想的な状態であったとしても収入なしでは借り入れを行うことができません。
このため安定した収入がない場合に貸金業者から借り入れしたいときには何よりも先にアルバイトやパートでも構いませんので、収入を得ることが大切です。
安定した収入の次に重要視されがちなのが信用情報です。信用情報とは信用情報機関という専門の企業が例えば個人の借り入れ履歴などを記録しているものであり、審査の際に必ずこの項目はチェックされます。
とはいうものの単純な借り入れ履歴などが審査に大きな影響を及ぼすことはほぼありません。
最もチェックされるのが事故情報と呼ばれるリストであり、金融業界では一般的にブラックリストと呼ばれているものです。
事故情報とは過去に著しく信用を損なうような行為をした人が記録されるリストのことで、例えば延滞が挙げられます。
延滞とはその名のとおり期日までに返すべきものを返さなかった場合に記録されるものです。
ただし実際に事故情報に記録されるには期日から2か月程度の経ても返されなかった場合に記録されます。
ブラックリストは審査で入念にチェックされる項目の一つですが、安定した収入があるかないかと比べた場合、ブラックリストだからといって審査に通らないというわけではありません。
ブラックと一言でいっても登録されるには様々な理由が存在します。最も多い理由が延滞ですが、この場合は審査に影響がない消費者金融も多数存在します。