個人事業主の借入は何でビジネスローンがおすすめなのですか?
29歳、個人事業主として働いています。個人事業主というとたくさん種類がありますが、私の仕事は主にデータ入力ですので、さほど元手がかからずに働けてその点で言えば悪くないです。
ただ、その分報酬に関しても控えめですので、一月の間に結構な数の仕事をこなすわりにはそこそこのお金しかもらえていない…という感じです。気楽に働ける事を考えると、これでも十分かなという気がしますけどね。
なのでパソコンさえあればいつでもどこでも仕事ができる…のですが、今はそのパソコンがピンチです。
元々仕事向けの高性能機というわけではなく、動けば良いという感じで購入した海外メーカーの製品なのですが、購入して二年で早くも動作が怪しいです…いきなり再起動したり、急にデータが吹き飛んでいたり…大事なデータはバックアップを取っていたので命拾いしましたが、最近は仕事中もずっとヒヤヒヤしています。
そんな状態のまま働き続けるというのは、精神衛生上よろしくは無いという事で新たなパソコン購入を検討しています。検討の余地も無さそうですが…。
次はそこそこハイスペックなパソコンが欲しいのですが、そうなると収入が少ない私は融資を受けないと少々厳しいです。
それでカードローンでも作ろうかなと思ったのですが、個人事業主である事を相談するとビジネスローンがおすすめと色んな人に言われました。
別に普通のカードローンでも良かったのですが、個人事業主だと何故ビジネスローンがおすすめとなるのでしょうか?
個人事業主にしか作れず利点も多いからでしょうね
最近、個人事業主の方からの質問が増えてきましたね。
特に質問者さんみたいに二十代や三十代の人に多く、終身雇用が崩壊しつつある現状、働き方が変わってきたのだなあと痛感します。
私も普通の勤め人ではありますが、個人として仕事をしていく姿には少なからず憧れがあります。大変な事も多いと思いますが、どうか頑張ってくださいね。
個人事業主の方が融資を受ける時、ビジネスローンを推奨するという事は実際に良くありますし、理に適った事だと言えます。
そもそもビジネスローンというのは個人事業主の方や自営業、会社社長と言った立場の人が申し込めます。
一般の方が申し込める機会というのはほぼ無い事から、その立場故の利点が無いとそもそも存在意義が微妙ですよね。
・低金利かつ限度額多め
ビジネスローンと呼ばれるカードローンは、普通のカードローンに比べると手金利であり、尚且つ限度額が豊富である事が多いです。
これは銀行などから融資を受ける場合の特徴と酷似しており、ビジネスユースに対応する為に限度額を多くし、尚且つ金利を引き下げる事で設備投資などの多額の費用を気軽に借りてもらえるように、という感じで設定されているのです。
・個人事業主などが普通に審査してもらえる
個人事業主や自営業だと、普通のカードローンでは審査の都合上不利になりやすいです。
個人事業主だと収入が一定額安定してもらえる事が少なく、勤め人に比べて収入が無くなる可能性も多いから…というわけですね。
しかしビジネスローンはそんな方々を対象にした融資です。ゆえに審査条件もその為に見直されておりますので、個人事業主だからと遠慮する事も無くなっているわけですね。
さらには、ビジネスローンと良いながらもビジネス以外…私生活にも使えたりする場合が多く、普通のカードローンの上位互換的な部分が数多いです。個人事業主なら確かにこちらにした方がお得感はありそうですね。
【参考ページはこちら】
自営業でも借入審査が緩いところは?
個人事業主借入ビジネスローンの商品について
ビジネスローンとは、法人をはじめ自営業、個人事業主の方が、事業に必要な資金や仕事を始めるための開業資金を目的としたローンです。
代表的には、ローン商品を扱っている銀行や消費者金融が、ビジネス向けのローンを扱っています。
個人向けローンと違い、金利や返済期限などの違いがあるのでしっかりと情報収集をして融資の申し込みを検討しましょう。
ビジネスローンとは、実際どのようなものなのでしょうか?よく聞いたことはあるけれどわからないという方のために、特徴をポイント別に見ていきましょう。
1、誰が借入れの申し込みができるのか。
主に、個人事業主や、自営業の方、そして中小企業を対象としたローンです。
かつては大手銀行(メガバンク)が大企業への融資を中心にしていましたが、平成10年頃の金融危機により、政府や日銀による公的資金の注入が行われ、無担保枠拡大とともにビジネスローンに力を入れていくようになりました。
それとともに大手銀行が中小企業に対しての融資を始め、地方銀行などでも融資が実施提供されるようになりました。
りそな銀行ビジネスローンスーパーダンク・・金利14%、融資限度額500万円
業歴が2年以上の法人や個人事業主が融資対象です。
2、年収は関係ありますか。
事業の実績を見込んでの融資になるので、年収だけが融資可能かという判断材料にはなりません。
業歴や事業計画案がしっかりしていれば、たとえ年収が300万円ほどの自営業の方でも融資を受けることが可能です。
3、審査は厳しいのですか。
会社員に比べ、個人事業主の方は収入が不安定になりやすく、金融機関は安定している方に融資を実行したいというのは厳しい話ですが、しっかりと事業計画案を提出することがポイントです。
総量規制という制度ができる前は、フリーローンで事業資金の融資を受けている個人事業主もいましたが、総量規制の制度ができてからはそのような方法が難しくなり、総量規制が関係のない銀行からの融資を受ける必要がでてきました。
事業計画案に間違いなどがあると融資にストップがかかってしまうので、銀行への申し込みの際には慎重に準備をしましょう。
少しでもいい条件で融資を受けることができるように事業計画案を作成することがとても重要になっています。
銀行の他に消費者金融のビジネス向けのローンがありますが、これは銀行よりも審査が優しく借入れしやすいと言えるでしょう。必要な書類も銀行よりも少なめで忙しい方に向いています。
しかし、融資の金額は総量規制の制度により融資可能な金額が少なくなってしまうことを注意しなければなりません。
4、銀行や消費者金融以外のビジネスローンはありますか。
銀行や消費者金融以外にも、事業資金を融資を受けることができます。
日本政策金融公庫・・国金と呼ばれていた国民生活金融公庫と中小企業金融公庫、国際協力銀行が平成20年10月に統合したものです。
銀行からの融資が難しいケースにも、融資について前向きに検討してくれます。不動産の担保やまだ開業して間もない個人事業主や自営業の方などは、信用力が低く銀行からの融資を受けることができない場合がありますが、日本政策金融公庫ではそのようなケースでも融資可能となる場合が多く、公的な金融機関なので利息も銀行や消費者金融よりも低くなっています。
制度融資・・各都道府県や市町村などの、自治体が資金を銀行等の金融機関に預託することによって、自治体が定めた融資の貸付条件で中小企業や個人事業主に融資を行う制度です。
不動産などの担保や開業したばかりの個人事業主などの資金調達をスムーズにするための制度です。
自治体、地元の銀行等の金融機関、保証協会が一体となって行っている公的融資です。
利息の補助がある場合には、低金利で融資を受けることができます。
商工組合中央金庫・・商工組合中央金庫法に基づいて、国が中小企業の組合と共同で出資を行い、設立した公的金融機関です。商工中金へ出資している中小企業やその構成員が融資を受けることができます。
沖縄振興開発金融公庫・・沖縄県内に限った公的融資機関です。中小企業、個人事業主、自営業の方の他に、農林漁業者や住宅を検討している方などにも融資を行っています。
5、個人事業主借入ビジネスローンを扱っているところで来店不要で申し込むことができて審査が早い金融機関はありますか。
ビジネスローンと扱う金融機関の中で来店不要で審査が早いところをご紹介します。
ビジネクスト・・ビジネスローンを扱う会社として4万件を超える事業者の融資実績があります。
利用限度額は100万円未満の場合に、金利13.0%から18%です。融資限度額は最高で1000万円まで資金使途も自由です。
来店不要で申し込み→契約→借入→返済まで完了することが可能です。
個人事業主の場合、無担保、無保証人ですが、法人の場合には代表者に連帯保証を求められますので個人事業主、法人のケースの違いがあります。
シンキオーナーズセレクトカード・・新生銀行グループのビジネスローン会社です。
金利13.0%から18.0%、融資限度額は300万円です。法人の場合でも保証人不要というのが他金融機関との比較すべき特徴のひとつです。
インターネットから申し込み後、新生銀行グループのレイク自動契約機に行くことば可能であれば、最短の当日融資を受けることができます。
楽天銀行口座より、24時間365日、インターネットでいつでもリアルタイム融資、返済が可能です。
オリックスクレジット・・オリックスグループのビジネスローンです。
金利8.0%から17.8%、融資限度額は500万円までで、100万円の融資を受けた場合に金利14.9%と低金利のビジネスローンです。ジャパンネット銀行口座より、24時間インターネットからリアルタイム融資、返済が可能です。
融資対象が業歴1年以上の個人事業主となっており、法人や起業したばかりの個人事業主は融資を受けることができません。
三鷹産業・・関西一円の融資を行っており、関西での知名度が高い会社です。
金利15.0%から18.0%、融資限度額1000万円まで、審査は最短即日というのが特徴です。
また契約締結に関する手数料や、諸費用が不要となっており良心的です。
ビジネスローンのほか、ビジネス向けに売掛金債権担保ローンという商品があり、売掛債権を担保としてビジネス融資を受けることが可能です。
6、ビジネスローン申し込みの際のポイント。
ビジネスローンと一言で、いっても必要な資金は開業資金、運転資金の2パターンです。
開業資金を考えている方には気をつけてもらいたいことは、自己資金が50%ほどの予算ないとビジネスローンに通らなくなってしまう可能性があるということです。
申し込みする金融機関によっての違いがありますが、条件のよい融資を受けられるに気をつけていきたいポイントです。
運転資金は、経営の苦しさという理由だけではなく前向きな見通しを考えた計画、決算書の提出が必要になります。
7、自分にあったビジネスローンを見つけるには。
個人事業主借入ビジネスローンを検討している方には、時間や融資金額、金利、契約方法などを確認して融資の申し込みをすることが何よりも重要なことです。条件がぴったりのビジネスローンを探すことからはじめましょう。
事業を行っていくなかで、資金は最大の重要ポイントです。
公的融資は金利が低くとても条件がよいことも特徴ですが融資まで手続きに時間がかかってしまうことがウィークポイントになってしまう場合もあります。
銀行は必要な書類を間違えてしまうと審査に厳しく影響します。
直近の資金が必要な場合、つなぎとして融資を受けた場合には、民間の金融機関のビジネスローンの利用を検討してみましょう。
経営をしていく中、またはこれから起業される方にとっては資金繰りが大変になることもあります。
個人事業主や中小企業にとってビジネスローンは、助け舟となってくれることでしょう。
どのようなケースにも事情計画をしっかりと考え必要な融資額をよい条件で借入できるようにしましょう。