融資にて借入先を複数に分けるメリットってあるんですか?
私の友達の話になってしまいますが、複数のカードローンとクレジットカードを持っています。
私はまだ一枚もカードローンを持っておらず、そろそろ便利なら一枚は作っておこうかなと思っていたのですが、その時その友人に「カードローンとかは複数持っておくといざという時に便利だよ!」とおすすめされました。
一応一枚あれば十分だと思っていたのですが…。
それから友人にそのメリットについて訪ねても、便利だからとなんだかふわふわした答えしかもらえていません。
もしかしたら友人もそこまで詳しくないのでは…そう思った私は、ここに居る融資にお詳しい方々にお訪ねしようと質問させていただいております。
融資にて、複数の借入先に分けるメリットとは何でしょうか?今の私では分かりません。
クレジットカードならまだもらえるポイントとかで分けるとお得とかわかるんですが、カードローンみたいにお金を借りるカードだとポイントとかも無さそうだし、分ける意味がイマイチ分からないのです。
カードローンをまだ持った事が無い立場でちょっと勝手な予想をしていますので、是非とも正しい答えをいただきたいです。よろしくお願いします。
複数に分けるメリットは実際ほぼありません
カードローンを複数持っているから詳しい、カードローンを一枚も持っていないから何も知らない…その理屈がいつでも正しいのであれば、そのご友人の事を信じても良かったでしょう。
しかし現実は違いまして、知識が豊富だからこそ必要になるまでカードローンを持たなかったり、知識が無いからこそほいほい意味も無くカードローンを増やしてしまう…そんなケースが非常に良くあります。
質問者さんのご友人という事であまり悪くは言えませんが、残念ながらそのご友人はさほどカードローンの理論に詳しくないと思われます。
それどころか、質問者さんの方がまだカードローンを安定運用できそうな気がしますね。この事からもお分かりになりますように、カードローンを複数枚に分けて持つメリットは皆無です。
それどころかほとんどデメリットしか無いというのが現状ですので、その理由に付いても触れていきましょう。
カードローンというのは複数持つ事はできても、借りられる総量というのは実は大差ありません。
というのも、どこのカードローンをどれだけの枠で所有しているのかは他の金融業者も信用情報機関を通してすでに把握しているからなのです。
例えば50万ほど貸せる与信をお持ちの方が、すでに40万借りていると今から審査をする業者は「もうたくさん借りているから10万しか出せない」と判断しやすくなるわけです。
総量規制によって融資額が制限される消費者金融なら尚の事シビアです。
そしてカードローンにおいて限度額が低いと、必然的に金利は高くなります。限度額が多いほどお得意様として金利も低くしてもらえるのですから、これは当然の流れです。
つまりは100万のカードローン一枚と100万を複数枚に分けて持つ場合だと、確実に一枚の方が金利が下がりやすいです。
だから同じように100万全額借りて返済していく場合、複数の方が返済総額も大きくなってしまいます。
さらに複数企業を使うと返済日も分かれる事が多く、お金の移動が大変です。質問者さんは同じ事はせずに、本当に欲しい一枚に絞ってお申し込みされる事をおすすめいたします。
【参考ページはこちら】
パート主婦は何社まで借りられる?
複数の借入先を持つことのメリットは大きな限度額
キャッシングやカードローンでお金を借りるときに一つの会社ではなく複数の借入先を持つとメリットがります。
どんなメリットかというとそれは限度額を大きく持ちやすいことです。
基本的に一つの会社において大きな限度額を持つのは高い返済能力が必要なので難しいです。
返済能力は年収によってきまってくるので、大きな年収を稼いでいる人でなければなかなか一つの会社で大きな限度額を持つことができません。
しかしいくつかの金融会社を利用することによってトータル的に限度額を大きくしやすいので覚えておきましょう。
金融会社でキャッシングやカードローン利用するときは一つの会社で大きな限度額を持つことができると、金利が低くなるという利点があります。
小さな限度額だと採用される金利は高い金利になるのでそう考えると一つの会社で大きな限度額を持つ方が有利にお金を借りることができます。
しかし、これはだれでも簡単にできることではないので難しいものです。収入が高くなければ低金利から大きな限度額を持つことができません。
何よりも大きな限度額を持つことを優先するなら一つの金融会社で大きな限度額を持てなくても、複数の借入先を利用すれば大きな限度額を持てます。各社に申し込みする際に小さな限度額で申し込みをします。
そうすると、小さな限度額というのは審査基準が低いので返済能力が低くても審査に合格しやすいです。まずは、どこが一つの金融会社へ申し込みをして審査結果を見てみましょう。
そして、その審査に合格することができると次の申し込み先を探します。
申込時の注意点として覚えておきたいのは同時にいくつかの金融会社へ申し込みをすることです。
これをやってしまうと審査で不合格となります。必ず一つずつ申し込みをしていきます。
一つの申し込みをすると審査結果が出るまで次の申し込みは控えましょう。このようにして申し込みをしていけば最大限までいくつかの金融会社を利用することができます。
何社まで利用することができるのかは人によって違います。これは結局は年収によって利用できる金融会社の数が変わってきます。また、返済能力以外でも信用情報や他社の融資がポイントになっています。
信用が低い人は利用できる金融会社の数が少なくなります。信用が低いとなかなか審査に合格することができないからです。
基本的にはどんな金融会社でも使用はとても重要な要素となっているので信用が低い人はなかなか合格できる会社を見つけることができません。
信用が低い人は審査が緩い金融会社を探す必要があります。金融会社は自社の審査基準を公開していないので自分で審査のレベルを推測するしかありません。
審査が甘い金融会社というのは、地方にある消費者金融です。これはいわゆる町金です。
銀行や大手の消費者金融に比べると信用などに関してとても優しい審査をしてくれるのでお金を借りやすいです。信用が低い人はこの情報を覚えておきましょう。
ちなみに上記で説明した複数の金融会社への同時申し込みは自分の信用を落とすことになるので注意をしておきましょう。
同時に申し込みをしてしまうことで信用が落ちてしまい合格できる金融会社の数が少なくなってしまいます。
一つの金融会社に合格するとその時点で限度額を持つことになります。
次の金融会社へ申し込みをするときはその限度額が考慮されるので利用する金融会社の数が多くなるほど、審査に合格することが厳しくなっていきます。
信用情報や持っている限度額の数などによって利用できる金融会社数が減っていくことになります。
一つ一つを丁寧に申し込みをして何社まで利用できるのかを確認しましょう。
このようにして小口で金融会社へ申し込みをすれば、一つの金融会社において大きな限度額を持つことに比べると、トータルとしてキャッシングやカードローンの限度額を大きくしやすいです。
なかなか一つの金融会社で大きな限度額を持つことができない人はこの方法を実践してみると良いです。
上記で説明した複数の借入先の利用は限度額を大きくしやすいというメリットがありますが、いくつか注意点もあります。金融会社の返済日は各社によっていつが返済日になっているのかが違います。
利用する金融会社の数が多くなるほど、返済の管理が大変になります。
それぞれの金融会社が指定している返済日にしっかりと返済をしなければなりません。
または、金利についても小口融資を各社で受けるため採用される金利は各社の上限金利となってきます。
金利という面をみると複数の金融会社を利用するよりも一つの金融会社で大きな限度額を持つ方がやはり有利です。
返済に関しては申し込み先を探すときに銀行口座からの引き落としを利用できる金融会社を選びましょう。
そうすれば、引き落としされる銀行口座へ返済額を入れておけば返済が遅れることがありません。
町金などの金融会社によっては銀行からの引き落としを利用できない会社もあるので注意しておきましょう。
また、返済が遅れると遅延損害金が発生することも知っておきましょう。
遅延損害金というのは返済が遅れた時に適用される金利のことです。通常適用されている金利と違って遅延損害金の金利は高い金利になっていることが多いです。
いくつかの金融会社を利用してすべての金融会社への返済が遅れてしまうとかなり高い利息になることがあるので注意しておきましょう。
何社かを利用すると大きな限度額を持ちやすいですか、返済に関しては管理が非常に大変になります。しっかりとそれぞれの借入先の管理をしなければなりません。
いくつかの金融会社を利用すると金利においてはやや不利になりますが、申し込み先選びにおいて銀行活用すると良いです。
銀行は小口融資でも低金利を利用することができるのでお得にお金を借りれます。
また、銀行の小口融資は他社で借金を持っていないなら収入証明が要りません。
最初の一つ目の申し込み先として銀行選んでおけば簡単に審査に合格できますし、低金利からお金を借りれます。
収入証明が要らない場合は審査で返済能力が問われないので非常に簡単にお金を借りることができることを知っておきましょう。
いくつかの金融会社を利用する場合にそのなかに銀行入れておけば少しでも金利をお得にすることができます。
収入証明が要らない融資を利用する場合でもすでに何社かを利用しているとやはり収入証明を出して下さいと言われます。そのため銀行に申し込みをするなら最初に申し込みをしたいところです。
すでにいくつかの金融会社を利用すると徐々に審査が厳しくなってくるため、こうなると最後は町金などかなり審査が緩い会社でなければ合格することができません。
(⇒審査なしで借入できることもある?)
どんな金融会社から申し込みをしていくのか戦略を立てておくことも大事です。
このようにいくつかの金融会社を利用して借入先を増やすことは大きなメリットがあります。
しかしながら、逆にデメリットとなることもあるのでしっかりと有利なポイントと不利なポイントを知っておくことが大事です。
うまく活用することができると非常に効果的な借り入れの方法ですが、失敗してしまうと返済がかなりつらくなります。
審査に合格して限度額を持つことができた場合でもしっかりと返済のことを考えて無理をしない借り入れをするようにしましょう。
そうしなければ、せっかくいくつかの金融会社で合格することができたとしても自分の首を絞めることになります。返済は計画を立てることか一番重要です。
もし、数社においてお金を借りることができた場合に返済が厳しい状況になった時は債務整理をしましょう。債務整理をすると返済の計画を立て直すことができます。
借金の返済は結局収入によって変わってくるのでどのように計画を立てても返済できない場合は債務整理をすることが最善の道となることがあります。一つの知恵として覚えておきましょう。