複数借入からの借り換えOKな業者って銀行ですか?
今の私は、複数の債務を抱えていて毎月とても大変です…自分が無計画にカードローンやフリーローンを駆使して遊んでいたせいではありますが、今は新たに借り入れるつもりもありませんし、これから真面目に返しますので質問に答えてください。
複数借入からの借り換えっていうプランが融資にはありますよね?
おまとめローンとかとも呼ばれていて、私みたいな多重債務者と呼ばれる人間を助けてくれるらしいですが…この借り換えOKな業者につきまして、教えてください。
複数の借入がすでにあると、普通の金融業者なら貸してくれないですよね?
つまりは借り換えに対応した業者に相談しないとダメという事で、この借り換えできる金融業者って銀行で合っていますか?確か、前にテレビの宣伝で見た事があるような…。
金融業者ってたくさんあって、消費者金融もなかなか人気みたいですが、消費者金融って何だかおまとめローンってイメージがありません。
それに、消費者金融って何だか信用しにくいっていうか、今でも酷評している人が居るのが気になります…。
私の場合でも、とりあえず銀行に行けば良いですか?もしも間違っていましたら、是非教えてください。銀行以外でも借り換えOKなら、そちらの事も教えてくれると助かります。
意外かもですが消費者金融も対応しています
カードローンやフリーローンは現金というとても大事な物を簡単に貸してくれるため、普通に使えば便利です。
しかし、質問者さんみたいについ簡単だからと借りすぎて後で困る人も多いです。そんな場合の救いの手が借り換えというわけですね。
そしてこの借り換えなのですが、銀行も確かに対応していますが、実は銀行以外も対応しているっていうのはご存知でしたか?
銀行ももちろん説明してはいきますが、その他の金融業者でもOKな理由というのは確かに存在しているのです。
・銀行で借り換え
銀行についてですが、こちらはすでに説明不要かもしれませんね。
おまとめローンなる借り換え専用ローンも用意しているところもあれば、カードローンを使って借り換える事もできる場合がとても多いです。
何故銀行の方が借り換え先として印象深いかと言えば、銀行は総量規制と呼ばれる『年収の3分の1までしか借りてはいけない』という制限が無いからなのです。
審査は多少厳しいですが、この規制無しという事実はとても頼りになるのです。
・大手消費者金融で借り換え
さて、ここからは意外かもしれませんが…実は消費者金融でも大手の場合、借り換え専用ローンを用意している事があります。
消費者金融はそもそも総量規制があるから大金だと無理では?と思うかもしれませんが、これには事情があります。
消費者金融であっても、借りる側…つまり私たちにとって有利な借入の場合、この総量規制は適用されなくなります。
ゆえに消費者金融でもおまとめローンがあればそちらで金額に関わらず借り換えられる可能性が出てくる、というわけなのです。
このように、銀行だけではなく最近は消費者金融でも借り換えをする事ができます。中には特に借り換えローンに特化した融資を行っている業者も居ますから、おまとめ先というのはじっくり選んでみてくださいね。
【参考ページはこちら】
銀行は借入一本化の相談に乗ってくれる?
複数借入れの借り換えOK!ローンをまとめて快適に
いくつもの金融機関から複数借入れをしている場合、返済スケジュールの管理を誤れば多重債務に陥る可能性があります。
小口融資を積み重ねている場合は適用されている金利も高く、利子の総支払額もかなりの額になってしまうので、経済的にもあまり賢い借金の方法とはいえません。
そこでこのような場合には、複数の借入れをひとまとめにするのが有効です。
借金を一本化するためには大口の融資を受ける必要がありますが、その際に適用される金利は小口融資の際に適用されるよりも低くなるのが一般的です。
借金に適用される金利は小口融資には高く、大口の融資には低くなるのが原則ですので、新たなローン商品に借り換えることで、金利の総支払額を減少できる可能性があるのです。
また返済する金融機関を一つに絞り込むことができれば、返済日を忘れてしまうなどのリスクを減らせることもできます。
延滞は重大な金融事故であり、自らの信用情報を傷つけてしまうことになってしまいます。
信用情報にマイナスな要素が登録されれば、一定期間は新たな借り入れができないなどの影響がでてしまうので、その後の人生計画にも狂いが生じかねません。
ただもともと複数の借金を背負ってしまっている人が、新たに借金を、それも大口の融資を受けるのは非常に難しいことです。
銀行などの金融機関が取り扱っているフリーローンは、使い道が自由にできるのが売り文句となっていますが、じつは但し書きに、おまとめローンや他の借金の借り換えには利用できない旨が記されていることが多くあります。
借金をひとまとめにするためには、一定の高さのハードルを越える必要があるのです。
しかし最近では、借り換えOKな専用のローン商品を販売している金融機関もたくさん登場してきました。
このような金融機関では、借金のひとまとめに利用できる専用のプランを用意しているところも多く、そのようなところを利用すれば、プロのアドバイスを受けながら、じっくりと借金問題の解決に取り組むことができるのです。
このようなプランを用意している金融機関では、一般的なカードローンによるキャッシング枠とは別に、借り換え専用のプランを用意しています。
このようなプランを用意しているのは消費者金融が代表的ですが、一部の銀行や信用金庫などでも同じようなプランを提供しているところもあります。
この借り換え専用プランを利用するメリットは、先に挙げた借金をひとまとめにすることで得られるメリットだけではありません。
このようなプランで適用される金利はおおむね低めに設定されているので、通常のキャッシングを利用する場合よりも利子の支払額を抑えることができます。
また借金の一本化に特化したプランですので、借入れ限度額も通常より高額に設定されているのも特徴です。
さらにこのようなプランを利用すると、総量規制の枠を超える金額を借り入れられる可能性があるのも大きな魅力です。
世間的な認知度は低いのですが、じつは総量規制には、利用者に有利となる借入れの場合は適用されないという規定が存在するのです。もともと総量規制は多重債務に陥ることを防ぐために設けられたものです。
したがって多重債務を脱出するための借り換えにはこの規制は適用されないのです。
またこのような借り換え専用プランの利用以外には、銀行のカードローンを利用するという方法もあります。
もともと総量規制の対象外である銀行は、通常でもカードローンの利用限度額は消費者金融などよりかなり高めに設定されています。
ですから借金をひとまとめにするためには非常に有効なローン商品なのです。
もちろん消費者金融の中にも、高額な利用限度額を売り文句にしているところがたくさん存在します。
それならば審査の基準が銀行よりも低い、消費者金融で借り入れるほうがいいと考える人も多いかもしれません。
ですがいくら利用限度額が高いからといって、その金額を借り入れられるわけではありません。
ここでもまた総量規制の壁が大きく立ちはだかるのです。
先ほど述べた借り換え専用プランは別として、消費者金融のローン商品は全て総量規制の対象となります。
総量規制とは年収の3分の1以内しか借金をできないという内容です。これは言いかえれば、利用者は借入希望額の3倍の年収を有していなければならないということです。
したがって200万円の借り入れなら年収は600万円、300万円なら900万円の年収が必要になってしまうのです。
このような高額の年収がある人は、世の中にそう多くは存在しません。
国民の40%が年収300万円台と言われるこの日本で、これだけの年収があるのであれば、そもそも小口融資を多数抱える状態にはならないというものです。
キャッシングの利用者は資金繰りに困って利用する人がほとんどですから、消費者金融で高額の融資を受けられるのはごく一部の僅かな人達だけなのです。
借金のひとまとめに必要な大口の融資を受けるためには、銀行のカードローンが消費者金融のものよりも適しているのは以上のような理由からです。
当然ながら金利の面でも銀行のほうが消費者金融よりも低く設定されていますので、利用者は借金の総支払額を減少させることもできるでしょう。
ただし当たり前のことですが、これらはすべて審査に合格して融資が受けられることが前提となっている話です。
そもそも審査が厳しい銀行のカードローンを、複数借入れがある人が利用するのはそれだけでも難しいのは当然です。
ですが、審査の甘いところから不利な条件で借り入れたのでは、借金をひとまとめにする意味が無くなります。諦める前にまず審査に通る状況を作ることに専念することが大切です。
審査に合格するためには、何よりも他社からの借り入れ件数を少なくすることが重要です。
このような審査で問われるのは借金の総額だけではありません。じつは借り入れ件数が非常に大きな影響を与えるのです。
したがってまずは借り入れ件数を一つでも少なくするための努力が必要になります。
借り入れ件数を減らすためには、完済して解約することが必要ですが、そのためには一定の資金が必要です。
その資金の捻出方法として有効なのが、すでに取引のある金融機関との増枠交渉です。比較的金利が低く、返済実績もある金融機関を選び、借り入れ額の増枠を交渉します。
これに成功すればそこから資金を借り入れて、他の金融機関の返済に利用するのです。
この方法を採用することができない場合は、残念ですが少し条件が悪くても、審査に合格しやすい金融機関のおまとめローンを利用しましょう。
もちろんこれは最終手段ですが、借り入れ件数を減少させる目的のために、一旦条件の悪いおまとめローンを利用するのです。
以上のような方法が借り入れ件数を減少させるのに有効な方法ですが、これらを利用してもひとつにまとまらないケースも考えられます。
しかし借金問題を本気で解決しようと思うのであれば焦りは禁物です。一つずつでもかまわないので段階的に借り入れ件数を減らすことに集中するのが大切なのです。
時間をかけて、最終的に銀行のカードローンなどの有利なローンを利用できる状態にすることを目指しましょう。
もちろん借金問題は借金をひとまとめにしたからといって解決するものではありません。借金の悩みは借金を完済して初めて解決するのです。
おまとめローンや銀行のカードローンの利用はあくまでもツールとして有効なものであり、決してゴールではありません。むしろスタートラインといえる位置でもあり、そこからの過程が非常に重要になるのです。
新たに借金を重ねる状況に陥らないためにも、生活を見直し、計画的にお金を使用する習慣を身につけることが大切です。
また金銭に関する悩みなどについて相談できる人を持つことも必要です。金融機関にも相談窓口が設けられており、誰でも気軽に利用することができます。