どんなローンも借入額は年収で上限が決められている?

消費者金融は総量規制というものがあって、総量規制によって年収により借入額の上限というのが決められていると言われていますよね。

そのとおりだと思うんですが、総量規制によって年収を基準として借入額を決めているのは消費者金融だけなのでしょうか?

例えば他のローンもたくさんありますが、住宅ローンや自動車ローンなど、総量規制に関係無いものも年収を基準として借入額の上限を決めているということではないのでしょうか。

あまり聞いたことがないのですが、上限はどのように決められているのですか?

住宅ローンや自動車ローンも年収が基準だ

借入額の上限について総量規制は年収を基準にして決めていますね。年収の3分の1までしか貸出をしてはいけないというようになっています。

300万円しか年収がないなら100万円までしか枠は設定されませんし、その半分しか年収がないなら枠も半分まで減ってしまうということです。

ちなみにこの総量規制は貸出できないというようにルールを守る義務は業者側にあるとされています。

さて、この住宅ローンや自動車ローンなど、他の借金についてですけれども、こちらは総量規制の対象外になっています。

総量規制の対象外として有名なものといえば銀行系カードローンですが、それと同じように年収の3分の1以上借入をすることが出来ます。

もっと言えば年収がなくても借りることはルール上問題はないということです。こういったローンも実は年収を基準にして決められています。

年収の何倍まで貸出ができる、というように一般的な基準が決められていて、住宅ローンであればだいたい5倍から7倍くらいまで借り入れができるというように考えられています。

あくまで目安ですからこれよりも審査が厳しいところもあれば、たくさん借入ができるところもあります。年収500万円あれば、2500万円くらいの住宅ローンが組めるのです。

車のローンについては諸説あるのですが、だいたい年収の半分くらいまでの車なら購入することが可能であると考えられています。

ですので年収300万円もあれば150万円くらいの車のローンが組めるというわけです。

ただ、担保として車を設定することで少しローンが通りやすくなるなどの裏技も存在していますが。

このように総量規制に関係していない消費者金融以外のローンについても、基本的には年収を基準として借入の金額を決めているところが多いのです。

もちろん銀行系カードローンもそれは同じです。年収をあげないと借入額の上限も上がらないということがわかるかと思います。

ローン契約や借入額に年収はどれくらい関係あるのか

長い人生においては余程特殊な環境に生まれ変わらない限りは借金を経験せずに済むということはないのが現実です。

ここで言う借金には未成年の頃に受ける奨学金や、車を購入する時のカーローン、株取引における信用取引、そしてクレジットカードの利用なども含まれます。

いずれにしても現代社会人が普通の生活を送る上で何らかの借金をせずに生活するというのはなかなか難しくなってきているというのが現実です。

しかしながら上記の借金は生活を便利にするために行っている借金であり、いわゆるお金が足りなくて借りるケースとは少し違います。

本当にお金が足りなくて借金を申し込むケースとしては、住宅を購入する場合や生活資金が不足してどこかしらからつなぎ資金の融資が必要になるケースに限定されるでしょう。

この様な場合には各種金融機関が提供しているローンというサービスを上手に活用することで生活を支えて行くことが出来ます。

前者の様な目的がはっきりとした大きな融資が必要な場合には住宅ローンなど、目的に応じた借入の仕組みが存在しています。

非常に大きな金額を借りることになるので、一般的には銀行の仕事になります。

ここでは融資を行う際に返済能力があるか否かが厳しくチェックされ、返済能力があると判断されて初めて融資の手続きが行われる可能性が出てきます。

この様に大きな融資の場合には年収は勿論のこと、重要な指標になります。継続的にいくら稼いでいるかは今後の返済計画に大きく影響しますので重要な指標になっているのです。

ここでの借入額は融資を受ける側の希望で決定されますが、それを融資するかどうかの判断は金融機関の裁量次第です。

もしも返済能力が信用に足りないと判断される場合には、担保の提示や保証人を立てるなどいくつかの追加手続きが必要になるでしょう。

多くのケースで高額の融資には保証人が必要になるのが一般的です。

この様な手続きを経て金融機関が貸し付けても大丈夫と判断をすることで融資が組まれることになるのです。

一方個人的な生活費を確保するための借入としては、カードローンなどの融資が活躍しています。

この金融サービスは近年高度に発達してきたものであり、多くの金融機関で商品化が行われています。

銀行だけでなく、消費者金融などの貸金業者でも商品化が行われていますし、クレジットカードでも同じようなサービスを利用することができるようになってきました。

この様なサービスはいつでも手軽に現金を引き出すことができるというのが最大の売りであり、目的を限定しない日々の生活費の足しとするための借り入れとして非常に人気を集めています。

この新しい種類の融資の形は、従来の仕組みでは容易に借入を行うことが出来なかった人にとっては非常に便利な仕組みになりました。

従来型の融資の場合には金額が大きいということもあり、必要とされる書類も多く審査にも時間がかかり、状況によっては自分で保証人探しをするなど計画的な行動が求められたのです。

その様な仕組みでは融資を急いでいる場合には到底間に合わないのが問題でした。

そのため融資を希望するのも時間のかかる銀行ではなく、比較的短時間での融資を行ってくれる消費者金融に集中する傾向がありました。

この様な事情によりサラ金とも呼ばれた消費者金融には日常のお金に困る人が集まるという良くないイメージが定着してしまうことにつながりました。

新しい融資の仕組みというのは、事際に融資が行われるまでのスピードに特徴が現れています。

サービスの提供元が銀行であっても消費者金融であっても、最短のケースでは即日融資が行われるという点が非常に大きな特徴です。

この仕組みが実現した背景にはいくつかの大きな変化がありました。

まず第一はインターネットの発達により、必要な情報をいつでもどこでもやり取りをすることができるようになったということにあります。

このことにより来店による手続きの必要性が無くなり、インターネット環境があればいつでも契約を行うことができるようになりました。

来店の必要が無いということはインターネット専業系のサービスでも参入ができるということであり、サービス競争にも火がつくことになったのです。

その次に必ずしも保証人を必要としない仕組みが成立するようになってきたことが即日融資を現実的なサービスに仕立て上げることになりました。

従来の大型融資の場合には保証人なしで融資を行うのは極めて困難ではありましたが、近年の生活費補填系の融資の場合には金額が100万円以下と少額なケースが多く、借入側が保証人を立てるのではなく金融機関が指定する保証会社が保証人の役割を買って出ることにより契約がスムーズに進むようになってきました。

このことが素早い契約の締結に大きく作用しているのです。

現在の金融サービスにおいては借入額というものに規制がかけられているケースが存在しており、具体的には貸金業法の総量規制がその条件に該当します。

この貸金業法というのは消費者金融などが該当する貸金業者に適用される法律であり、具体的な内容としては借入者の年収の3分の1を超える金額の融資をしてはならないという極めて具体的な条件設定なのです。

この法律が生まれた場合には高額融資が中心で保証人や担保の提示を厳しく審査する銀行に比べて数の多い消費者金融で借入を行う人は多重債務に陥りやすく、返済不可能な借金を抱え込みやすいという傾向が確認されたため、破産者を未然に食い止めるために制定されたという法律です。

借入上限を高くし過ぎた場合、返済能力以上の借金をしてしまうケースが多くなります。

そうなってしまうと毎月の利息返済すら不可能になってしまい、元本を減らすことができない状態になってしまうことも珍しくないのです。そのためこの様な仕組みが制定されています。

特にカードローンなどの手軽に融資を受けることができるサービスの場合には保証会社が保証をするということになりますので、契約までのハードルが非常に低く、低所得者の契約希望が多くなることが想定されています。

そのため業者に対して年収を確認し、返済能力を見極めて融資をしなければならないという規制をかけたのです。

このことは他の銀行等の金融機関でも同じ注意が必要ですが、具体的な法律になっているのは貸金業法だけであるというのが特徴です。

しかしながら現実的には借入上限額が100万円以下であれば収入証明が不要であるということを売りにしている金融機関も存在しています。その様な定額融資であればある程度は融通がきくというのが現実です。

銀行においては専業主婦の様に収入が無い人であっても配偶者の収入が多いなど様々な条件を総合的に審査して結論を出す仕組みになっています。

そのため本質的には年収だけですべたが決まるというわけではありません。

しかしながら信用調査をする場合の重要な要素の一つであるということは間違いないでしょう。

そのためクレジットカード会社を含む金融機関からは定期的に年収証明の提示を求められるということを覚えておかなければなりません。

この様に最近の融資の仕組みは比較的低額のケースにおいて借りやすくなってきています。

目的も指定されず、自由な用途に使用が出来て保証人も金融機関側で準備してくれるという至れり尽くせりの対応になっています。

しかしながらこの様な手厚いサービスは無償で行われるわけではありません。

この様な融資の利息というのは一般的に5~15%という極めて高い金利が付くサービスになっています。そしてこれらの金利の中には保証会社への報酬なども含まれているのです。

簡単にお金を借りることが出来るしくみができた半面、支払わなければならない対価も増えているということを理解しておく必要があります。この様な融資を利用した場合には少しでも早く返済する努力が必要になります。

【参考ページはこちら】
年収400万の人の平均借入限度額はいくら?

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