借入審査の基準って提携した金融機関同士だと同じ?
最近、色んな金融機関が提携していますよね?似たような事というか全く同じ事をしている会社…銀行と消費者金融ですが、お互いがカードローンを発行しあっていて、お互いが客の奪い合いをしていて良いのかなぁ?なんてぼんやりとこの前考えました。
私は道夫(仮名)と言います。すぐに融資を受ける予定はありませんが、今後の事も考えておくなら、一枚はお金を借りられるカードを作ると良いよ…と同僚に言われました。
良く一緒に仕事をする事が多い立場なので信頼しており、その助言を聞いたからこそカードローンに興味を持ちました。
それで最初の疑問を持ったわけで、そこでもう一つ気になった事があるんですよ。それは『提携している金融機関同士なら、審査基準もおなじ?』という事です。
大手銀行の傘下には、大抵が消費者金融が所属していると聞きました。
それでお互いが情報を交換したりして作業の効率化をしているらしく、それ自体は特に思うところもありません。
ただ、そうなると融資審査の基準についてですが、元を辿れば同じ企業に行き着く事もあって、同じなのでしょうか?
それとも別の基準になっているのかと思いましたが、お互い同じ基準を設定していた方が、審査についても効率的ではありませんか?
私が知ってもしょうがなさそうかもしれませんが、その点につきましてどなたかお答えいただけませんか?
例え傘下であっても審査基準はそれぞれ違います
道夫さん、初めまして。そして質問ありがとうございます。銀行と消費者金融は手を組む組んでいる事が多く、そもそも銀行に申し込んでも審査するのは保証会社として設定された消費者金融がしている…なんて事も多いので、同じであっても不思議ではありませんね。
でも、銀行と消費者金融では、例え同じ提携企業であったとしても、基準はそれぞれで違います。(こちらもご参考に→借入ができる会社を教えて)
もしもそうじゃない場合、銀行と消費者金融で審査難易度が違うと言われている現状は、おかしくないですか?
銀行と消費者金融が同じ基準なら、そもそも低金利な銀行ばかり使われるはずです。
そう、この事からも分かるように、銀行と消費者金融では審査基準は異なっています。
それが提携しているかどうかは関係なく、金融機関毎に一社一社完全に違っている、と思って良いでしょう。
保証会社として設定されているのに変じゃない?と思うかもしれませんので、それもご説明します。
例えばA銀行とA消費者金融が提携していて、A銀行に申し込んだ場合でもA消費者金融が審査しているとしましょう。
どちらもA消費者金融が審査して融資の可否を決めるのですが、仮に採点方式にしたとすれば、A銀行は70点以下はダメ、A消費者金融は50点までなら通すとしましょう。
この場合だと、お互いが同じ会社が審査していたとしても、審査落ちのボーダーラインが異なっていますから、銀行の方が厳しく、そして審査結果も違うという事になりますよね。ここが大事なのです。
だから自分がどちらを使いたいか、そしてどちらになら通りそうかを考えるのもとても大事です。
どちらも同じとして考えず、審査はどこも違うと思って慎重に選んで下さいね。
【参考ページはこちら】
消費者金融からも借入ができない場合は?
金融機関で借入をする際の審査基準とはどのようなものでしょうか
金融機関で借入をする場合は、どのような基準で審査が行われるのでしょうか。これが気になる人はかなり多いでしょう。
収入が少ないけど通るのか、あるいは他からも借りているけど大丈夫だろうかなどなど、どうしても不安に感じてしまうものです。もちろん金融機関にもよります。
たとえば銀行は基準が厳しく、正社員や公務員でないとお金を貸してもらえないが、消費者金融では比較的緩く、パートまたはアルバイトでもOKということがあります。
審査は銀行でも消費者金融でも、基準となる点はほとんど同じです。
まず、その人に支払能力があるか、そしてブラック情報が無いか、この2点が基準となります。では、なぜこの2点が問題視されるのでしょうか。
それは、個人への融資、特に50万円ほどの融資は、無担保無保証が基本となっているからです。
これは読んで字の如く、担保も保証も不要であるということで、そのため、返済が難しくなった時でも、担保を回収したり、保証人に代わって払ってもらうということができません。
担保も保証もないため、本人の支払能力が何よりも重要視されることになります。
ですから、収入があるというのは最低条件なのです。仕事がなくても、収入さえあれば借入はできます。
たとえば年金で生活している人や、不動産収入のある人、株の配当金がある人などは、無職であってもお金を借りることができます。
また、内職をしていたり、FXなどで収入がある人の場合も、同じ理由で融資をしてもらうことができます。
最近は銀行でも、パートやアルバイトの人が気軽に借入ができるキャッシング、あるいはカードローンも増えています。
しかし、初めてお金を借りるのであれば、制約が少ない消費者金融がお勧めです。たとえば月々10万円程度の収入であっても、消費者金融ならお金を貸してくれます。
その代わり、最初は数万円程度で、きちんと利用と返済を繰り返していれば、徐々に融資枠を増やしてくれるようになります。
それからブラック情報についてです。これは事故情報と呼ばれるもので、もしローンやカードの返済などで、3回連続して延滞となった場合に、その人の信用情報に登録されます。
通常登録機関は5年間で、これが登録されると、返済に難のある人とみなされ、新規のキャッシング、またはクレジットカードの審査に影響が出ます。
また、債務整理をした場合も同様です。債務整理の場合、任意整理は5年間、自己破産は7年間ブラックの状態が続きます。
では、ブラックだとお金を借りるのは不可能なのでしょうか。実は、業者によってはお金を貸してくれる所もあります。
たとえば中小の消費者金融では、ブラックであっても30万円程度までなら融資をしてくれます。
一部の大手の業者の中にも、ブラックでもOKの所もありますが、最初はやはり5万円ほどの取引で、返済をきちんと行っていると、融資枠を広げてくれるようになります。
自分がブラックであるかどうかを知りたい時は、情報機関に連絡をしてください。この情報機関には消費者金融、クレジット、銀行の3種類があります。
しかし、ブラックでもOKの業者でも、闇金は利用しないようにしましょう。
闇金とは違法の貸金業者で、違法であるため法定金利よりもはるかに高い金利でお金を貸し付け、返済できない時は、これも法で禁じられているような、容赦のない取立てを平気で行います。
たとえば、家や職場に来て、返済するまで居座るとか、今の法律では、午後8時以降は督促の電話禁止なのに、一日中電話をかけまくるといった具合です。
闇金が危ないのは他にも理由があります。申込の時に、白紙委任状や印鑑証明を出させ、委任状に実印を押すように命じることがあります。
これは、白紙に印鑑を押させることで、後で自分たちのいいように金額などを偽造し、返済できない時の証拠にするのが目的ですので、このいう書類を持参させる業者から借りないようにしてください。
普通、消費者金融でお金を借りる場合は、必要な書類は本人確認と収入証明の物のみで、白紙委任状が必要などということはまずありません。
確かに闇金は、多額のお金を貸し付けてくれます。
しかし、結局は金利が高すぎて返済できなくなり、返済できないと今度は厳しい取立てが来て、色々と面倒なことになってしまいます。
ブラックや無職への融資を声高に謳う業者や、連絡先が携帯の番号しかない業者、あるいは、室内に登録番号がない業者は、まず闇金であると思って間違いありません。
最近は闇金のデータもネット上にありますので、申し込む前に目を通しておきましょう。
また、闇金から借りたことが分かった場合には、すぐに弁護士や司法書士に相談してください。弁護士会や法テラスなどで、闇金に詳しい人を紹介してもらうといいでしょう。
介入通知を出してもらうと、大抵の場合督促は納まりますが、それでもしつこく取立てを行う業者もいますので、長期戦の構えで臨むことが大事です。
また、闇金から借りたお金は、違法ですので返済する必要はありません。
収入とブラック以外の審査の問題点は、消費者金融の総量規制です。
この総量規制は、借り過ぎや多重債務を防ぐために、2010年施行の改正貸金業法に、新たに設けられたものです。
年収の3分の1に相当する金額を限度額とするもので、すべての消費者金融での借入に適用されます。
そのため、複数の消費者金融を利用している場合は、金額によっては、新規に借りることができなくなることもあります。
総量規制に抵触するけど、どうしてもお金が借りたいという場合は、総量規制対象外の業者を利用するといいでしょう。
これは、ネットで探すと出て来ます。また、銀行の、50万円ほどのカードローンを利用するのもお勧めです。
銀行は消費者金融と違って、貸金業法の適用を受けず、その代わりに銀行法の適用を受けます。
ですから総量規制が存在せず、年収の3分の1以上の金額を借りても何ら問題は生じないわけです。
それ以外に審査で問題視される点は、申込用紙の記入関連です。
たとえば、自分の個人情報、あるいは勤務先の情報などを間違うと、本当に本人なのか、あるいは本当にその会社に勤めているのかと相手が疑うもとになります。
せめて自分の家の電話番号や、会社の正式名称、代表電話の番号などは間違えないようにしましょう。
それから、他からも借入がある場合は、その件数と金額を正しく記入するようにしてください。
申込の時は、つい多く借りたいため、少なめに件数や金額を記入しがちですが、金融機関はすべて情報を共有していますので、嘘を書いてもすぐばれてしまいます。
それから、在籍確認をしてほしくない時は、収入証明を持参するようにしましょう。
今は収入証明が要らない所も増えていますが、在籍確認をしない場合は、勤務先名のわかる給与明細や源泉徴収票を持って行くと便利です。
また、申込の時、あまり多くの金融機関に1度に申し込むことはやめましょう。
特に他には不都合が無いのに、多く申し込んだというだけで返済能力を疑問視され、すべて落ちてしまうことがあります。
これを申込ブラックといいます。1度に4社以上に申し込むと、この可能性が高くなりますので、申し込む際はせめて3社までにとどめておくようにしましょう。
また、申込ブラックになった場合は、次の申込まで半年間を空け、前の情報が消えてから行うようにしてください。
お金を借りる場合は、まず収入と、ブラック情報のあるなしがまず調べられます。
この2つをクリアして、他社から借りていなければ、消費者金融の場合は融資を受けられると思って間違いありません。
銀行の場合は、もう少し複雑ですが、これも、収入とブラック情報が基本であることに変わりはありません。
銀行は総量規制がありませんし、パートやアルバイトでも最近は気軽に借り入れることができるようになっているため、以前ほどハードルは高くなくなっています。