借入金利息が複利計算されていたら違法?

昔から「融資は単利、預金は複利」と言われていますよね。

私もそこまでお金の金利とかに明るいわけではありませんが、最近になって融資を受ける為に個人的に勉強したりした結果、ようやく利息にも付き方というか発生法則的なものがあると知りました。

申し遅れました、私は森繁(仮名)と申します。

仕事は印刷関係の工場で働いており、一時期は残業が多くて結構な稼ぎがあったのですが、最近は暇になってしまって定時で上がれるようになったのは良かったのですがおかげで収入が激減しました。

さらには妻が妊娠したのでお産の費用についてもしっかりと用意しないといけないし、もちろん産後も大変というのが目に見えて分かります。

こうなったらカードローンを作って未来に備えておき、その為に今は勉強すべきだと調べているのです。

それで複利について見てみたら、発生した利息にさらに利息が加算されるという感じで、確かに融資で複利となるととんでもない事になりそうです。

返済が終わらないなんて何かの間違いだと思いましたが、複利が現実にあり得るならそれも笑い話にもなりません。

でも実際は借入で複利計算はあり得ないという事ですが…本当ですか?もしかして、今でも複利計算されてしまう借入があるのでしょうか?

そしてそれは違法では無いのでしょうか?安心して出産してもらう為にも教えて下さい。

ほとんどは単利ですが確認は絶対にすべきです

森繁さんのご家族が増えるという事で良かったですね。

お金の問題については大変だと思いますが、やっぱり新しい命の誕生は素敵な事です。というわけで、それを安心して迎える為にも、その疑問を解消するお手伝いをいたします。

金利の発生法則には単利と複利がある、これは間違いありません。

そして単利というのは元本に対してだけ発生して、複利は元本に発生した利息に対してさらに発生する…というものです。

仕組みから考えると、預金では複利が、借金では単利が良いという事になりますね。

つまり金融業者にとっては逆がお得なわけではあるものの、そもそも債務者が返せないからと融資を受ける事自体を断念したりすれば、商売として成立しません。

よって金融業者が得をするものの利用者も使いやすいと感じるバランスの為、単利が融資の基本となっています。

だから、原則として大手のカードローンでは単利が設定されていますし、特に心配する事はありません。

ただし、融資の利用規約についてここで注目です。色んな条項がありますが『利用する場合は同意したものと見なす』という文言がある事に注意です。

つまり、仮に複利にて利息が計算される場合であったとしても、こちらが利用を開始してしまえば払う義務があると言えます。

まるで詐欺みたいに感じるかもしれませんが、金融業者が最初に必ず規約を読むように言っているのは、契約上必要だからなのです。

だから私たちは最初に必ず金利のタイプについて確認、分からないならきちんと質問をして疑問を解消しておかないといけません。

単利が基本と言っても複利が無いというわけではありませんから、それを踏まえて安全な運用をして下さいね。

【参考ページはこちら】
銀行よりも借入金利が低い消費者金融はある?

借入金利息は複利計算だということに注意しましょう

お金を借りれば利息を支払わなければなりませんが、この借入金利息は複利計算であるということに注意しなければなりません。

複利は20世紀最大の発見だといわれるくらいで、実は非常に重要なものなのです。複利とは、簡単に言えば利息が利息を生むというものを指します。
(⇒借入の利息についてもっと詳しく!

具体的な数値を入れて考えるとわかりやすいでしょう。ここでは利率を年10%とします。

この場合、たとえば10,000円を借りたとします。1年後の利息は10,000円の10%ですから、1,000円となります。

もしもこの時点で利息の1,000円を支払えば、元金は10,000円のままです。利息だけでも支払うということをしていれば、元金は変わりはありません。

しかし、もしも利息を支払わなかった場合にはどうなるのでしょうか。1年後には利息が1,000円ですが、ここで利息を支払わなかった場合には、この利息は元金に組み入れられます。ですから、借入金額は11,000円となるわけです。

そのまま1年が過ぎたとしましょう。そうすると、次は11,000円の10%の利息が発生します。

この時の利息は簡単に計算できて、1,100円となります。これがさらに元金に組み入れられると、合計で12,100円の元金になるわけです。

1年後の利息は1,000円ですが、2年後の利息は1,100円になるという点に注意しなければなりません。

2年後の利息が1年後の利息よりも大きい理由は、1年後の利息が利息を生んだからです。このようにして、利息が利息を生むというのが複利の特徴の一つです。

法的な面を見ていくと、複利計算そのものは禁止されていません。

具体的には、貸金業法には、1年分に満たない利息を元金に組み込むことが規定されていますから、法的には問題がないといえるでしょう。

出資法にも同じように定められていますから、やはり問題はありません。

複利の場合であっても単利の場合であっても、利率が定められているのですから、この利率は法律によって上限が定められています。

利息制限法によって上限が定められていて、これは利息が単利であろうが複利であろうがお制限されるという点に注意が必要です。

カードローンやキャッシングといった短期間の借入では、たいていは利息は元金に組み入れられるようになっています。

延滞した場合には、その利息は元金に組み入れられ、そしてその合計金額が新たな元金となります。

このことは契約の中で定められている場合が多いです。なぜわざわざ契約に組み入れるのかと言いますと、これにも法律が関連しているといえるでしょう。

民法では利息を元金に組み入れることができると定められていますが、これは1年以上の利払いの延滞であることや、あるいは債権者が催告をすることなど、いくつかの要件を満たさなければなりません。

これらの要件を満たす限りは元金に利息を組み入れることができ、つまり複利で利息を計算できることになります。

これを逆に考えてみると、要件を満たさない場合には利息を元金に組み入れることはできません。

つまり、基本的には単利で計算を行うことが、法律によって定められているといえるでしょう。

お金を貸す側としては、もちろんですが多くの利息を受け取りたいわけですから、複利のほうが望ましいといえるでしょう。

そのために、契約によってこれを定めることが必要とされるのです。

当事者間の合意ができていれば複利で計算することが許されるために、契約に定めているのです。

こうすることによって当事者間で合意がなされたと解釈されるわけです。

複利計算がどのようなものなのかを直感的にわからなという人もいるとは思いますが、このような人のためにできるだけ簡単に理解できるような例を挙げてみたいと思います。

利率については、法律の上限を無視して考えていますが、基本的な考え方はすぐにわかるでしょう。

たとえば、100万円を2年で200万円にしようと思った場合、1年後にはどれくらいまで増やしていれば良いのでしょうか。

多くの人は、1年あたりで50万円増やせばよいと考えるようです。これは間違っているわけではありませんが、複利で計算した場合には、50万円も増やさなくてよいのです。

複利で考えるときには倍率で考えます。結論的に言えば、41%くらい増やせばよく、50%も増やす必要はありません。

41%増やした場合、1年後には141万円となります。そして、次の1年間でさらに41%を増やせばよいわけです。

そうすると、141万円×1.41=198.81万円となります。誤差はあるとして、約200万円になると考えられます。

この41%という数字はどこからやってきたのかと申しますと、2の平方根の、1.41421356です。2の平方根を2乗すれば2になるわけです。

2年で2倍にするといった時に、1年で50%も増やさなくてもよいという点が優れているともいえるでしょう。

利息が発生して元金が2倍になるときの利率についてですが、これは72の法則によって簡単に計算することができます。

72の法則は擬似的にあらわしたもので、あくまでも近似値ですが、大まかに見れば十分に近似できますから、覚えておくとわかりやすいでしょう。

72の法則は、年数で割ると利率が出るというものです。たとえば、10年後に2倍になるにはどれくらいの利率なのかを考えてみましょう。

たとえば、100万円の借り入れが10年後に200万円になる場合、1年あたり10万円増えると考えるのは単利の考え方です。

複利の場合には1年あたり10万円も増える必要はありません。

その計算は、2の10乗根を考えるといった複雑な計算をしなければならないのですが、72の法則を用いればすぐにわかります。72の法則では、72を年数で割ると利率を近似的に求めることができます。

10年で2倍になるということですから、72を10で割って、7.2となります。10%も必要なくて、7.2%で増え続けることによって、10年後に2倍になるのです。

3%というと、利率としてはかなり低いですから、2倍になるのには相当な時間が必要だと考えるのも無理はありません。

では、実際にはどれくらいの時間がかかるのでしょうか。これも72の法則を用いて計算できます。72を3で割ると24となります。つまり、24年で2倍になるわけです。

9年で2倍になる利率はというと、8%とすぐに計算ができますし、12年なら、6%です。

このようにして簡単に計算ができますから、大まかな計算をするためのものとして覚えておくとよいでしょう。

いろいろなシーンで使うことができます。借りれだけではなくて、資産運用の面でも用いることができます。

借入金利息が複利計算なのですが、大半の人にとってはあまり関係はありません。なぜかというと、多くの人はきちんと利息を支払うからです。

たとえば、年率で12%の借り入れで、100万円を借りたとします。月に大体1%となりますから、1か月後には1万円の利息が発生するわけです。

一般消費者向けのローンでは、たいていは毎月何らかの形で返済をしていきます。このときに利息を支払うのも一般的です。

たとえば、10万円を返済するといった場合、そのうちの1万円は利息として支払うことになるわけです。

そして9万円が元金の返済に充てられ、結果として元金は91万円となります。このようにしてへs内が続いていくわけです。

複利計算によって借金が膨らむわけですから、これは非常に恐ろしいものだといわざるを得ないでしょう。

ただ、だからと言って借金が恐ろしいというわけではありません。借金をきちんと返済をしていれば何も怖いことはなくて、恐ろしいのは借金を延滞し始めた時です。

利息が利息を生んで借金の金額が大きくなってしまわないようにするためには、きちんと約束通りに返済することが必要です。

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