借入があっても車のローンが通るのって収入が多い人だけですか?
私はただいま、クレジットカードのキャッシングにてお金を借りています。
キャッシング機能はあまり使いたくはなかったのですが、この前向かった先が現金決済のみだったので、急遽お金を借りてやり過ごすしか無かったのです…
正直ついていなかったのですが、キャッシング機能が役立ったと思うと複雑な気分です。
こんな事もありますので、もしもキャッシングを付けるかどうか悩んでいる人がいたら、とりあえずでも付けておくと良いと思いますよ。
さて、ここからは私の悩みの本題です。この借入額がそこそこあるのでしばらくはマイペースに返済していくつもりですが、この借り入れが残った状態でも車ローンには通過できるのでしょうか?
この車ローンというのは結構前から計画していまして、キャッシングの利用というのは想定外だったのです。
さらに、キャッシングでお金を借りていると車ローンに通りにくくなるというのは前々から聞いていまして、少し心配になっている次第です。
ただ、収入が多ければそういうペナルティも気にしなくて良いとは耳にしたのですが…私はそんな高給取りというわけではありません。
そんな私でも通りますか?それとも、やっぱり収入が多くないと借り入れがある状態で通る事は不可能なのでしょうか…。
傾向としてはそうですが借入額にもよります
キャッシングというのは、基本的に常用するものではありません。
クレジットカードでの買い物は毎月定期的に使う事を想定されていて、一括払いなら原則として利息は取られません。
しかしキャッシングの場合、大抵は利息も日割りで発生しますので、翌月一括払いでも少なからず利息は取られる事になります。
ゆえに常用していると利息分だけ損をしていることになりますので、質問者さんみたいな利用方法が実際一番的確なのです。
使うタイミングは良かったですが、問題は車ローンのタイミングと重なった事ですね。
質問者さんも大方予想されているように、車ローンだけじゃなく住宅ローン、或いは普通のカードローン審査でも、返済途中の残高がある事は好ましくありません。
返済があればそちらにリソースを割く事になり何も無いときよりも返済しにくいのですから当然ですね。
そして収入が多い人ならその分返済に割ける額が多い為に、さほど審査でも大きく関わりません。
ただ、収入が多くないと複数の契約は不可能かと言いますと、そうとも言い切れません。
融資でも借りる方法や金額によって難易度が変わり、当然難易度が低い融資方法なら多少の借入額があったとしても、普通に審査に通過する事が度々あります。
そして車ローンなのですが、実は審査難易度的に言えば、さほど難しくなかったりするのです。
車ローンは、今から購入する車が担保になります。担保は返済出来ない場合の保障として設定されるものであり、担保がある場合は回収が容易という事で審査も緩くなるのです。
さすがに購入する車が高級車でとても高いと審査も厳しいのですが、通常の日本車で新車くらいならちょっとの借り入れがあっても大丈夫でしょう。
【参考ページはこちら】
多重ローン状態だと車のローンも組めない?
借入があっても車のローンが通る方に共通する5つの特徴
自動車の購入を考えている方は、まず、その購入資金を用意する方法で悩むものです。
購入資金を用意するには、自力で自動車の価格と同じだけ貯蓄をするか、車ローンを利用して購入するかの2通りがあります。
貯蓄を選択した場合は自動車の価格分だけ貯蓄を行う必要がありますので、購入まで長い年月がかかります。
また、生活に必要な資金がありますので、車を購入する為の貯蓄だけに収入を回す訳にはいきません。この為、自動車の購入資金を全額貯蓄で支払うのは現実的ではない場合があります。
一方、車ローンを利用して購入する事を選択した場合は、自動車の購入に必要な貯蓄額を大幅に減らす事ができます。
車ローンを利用する際に頭金として用意するお金があれば、残りの購入資金をローンで賄う事ができるからです。
ローンである以上は利子を含めた分を返済しなければいけませんが、自動車を購入する為に貯蓄する額が少なく済みますので、上手に利用すればより早く自動車を購入できます。
車のローンは、様々なローン会社が個人顧客向けの金融商品として提供をしています。
様々なローン会社が参入して競争を行っている金融商品ですから、企業間の競争も激しいものです。
この為、各社はより多くの顧客を獲得する為に様々なプランを提案しています。車のローンを利用したいと考えている方には、選択の幅が広いと言えるでしょう。
しかし、ローン会社は全てのローン利用希望者に融資をする訳ではありません。
ローン会社は顧客に自動車の購入資金を融資して、利子をつけて返済してもらう事で利益を得ていますから、毎月のローン返済を滞りなく行ってくれる顧客を選んでローン契約を結ぶものだからです。
そこで、車のローンを利用したいと考えている方が心配になる要素の1つが「借入があっても車のローンが通るのか」という事です。
実際に車のローンを利用している方の中には、借入があっても車のローンに通った方は多く居ます。借入があっても車のローンが通る方に共通する特徴には5つがあるものです。
1つ目は、ローンの借入金額と収入のバランスが良い事です。ローンの借り入れ金額が多いとしても、収入が多ければ、車のローンを返済する余裕が多い事になります。
ローン会社にとって、ローン返済能力が十分にある顧客は良い顧客と言えますから、車ローンの契約締結を検討する価値があるものです。
ちなみに、借入がある方にとって気になる総量規制ですが、車のローンは規制対象外となっています。
総量規制によって借入の総額は年収の3分の1までと決められていますが、車のローン審査では年収の3分の1以上の借り入れがあっても審査に通る可能性があります。
2つ目は、ローンの契約件数が適度な範囲で収まっている事です。車のローンと別の借り入れがあったとしても、車のローン審査は通るものです。
しかし、車のローン契約を希望する以前に、他に沢山のローン契約を締結していた場合は、ローン会社は顧客との車のローン契約を避ける傾向があります。
沢山のローン契約をしているという事は、ローン会社と車のローン契約を締結した後にも、別のローンを締結していく意思があると見られるものです。
ローン会社にとって、顧客が新しく別のローンを締結していく事は、ローン返済の安定性を損なうリスクになります。
車のローン契約を締結した時は、顧客の収入とローン借入金額のバランスが良くても、その後に別のローン契約を次々と締結していけば、やがて顧客の経済環境は悪化してしまうからです。
借入があっても車のローンが通る方は、別のローン契約が無いか、少ないという特徴があります。
こうした顧客はローン会社にとってローン契約締結後のリスクが少ない為に、信頼関係や互恵関係を築きやすいと判断されやすくなります。
3つ目は、これまでの支払い履歴がスムーズに行われている事です。
ローン会社は、車のローン審査を行う際に信用情報機関等に照会して、車のローン利用を希望する方の支払い履歴を調べます。
この時、クレジットカードの支払い不能等のトラブルが無い顧客は、車のローン返済も滞りなく行ってくれる顧客として判断されるものです。
クレジットカードを所有していない方や、所有していても利用した事が無い方の場合は、ローン会社によって判断が異なります。
ローン会社にとって、顧客のローン返済能力を調べる情報が少なくなるからです。
審査上の問題は無いが時間がかかるという場合もあれば、審査で不利に働くという場合もあります。
なお、ローン会社が調べる支払い履歴には、携帯電話の利用料金支払い等も含まれています。
借入があっても、こうした支払いをしっかりと行っている顧客であれば、ローン会社は毎月のローン返済を滞りなく行う顧客として信用するものです。
4つ目は、一定の勤続年数がある事です。勤続年数が長ければ、それだけ雇用が安定して続いている事を意味します。
これは、安定した収入を得つづける地盤となるものです。車のローンは数年間、毎月支払い続けるものですから、勤続年数の長い顧客ローン会社からローン返済を着実に行える能力があると見られるものです。
ちなみに、車のローン審査を受ける際は、勤続年数が最低でも1年は必要となります。
ローン会社にとって新入社員はまだ社会や業界に慣れていない存在であり、離職のリスクがあるからです。
離職すると安定した収入源が無くなる為に、毎月の車のローンも返済が滞ります。この為、ローン会社は新入社員とは車のローン契約を締結しないものなのです。
顧客が社会人としての1年間の経験を積み、十分に慣れてきたと判断すれば、ローン会社は車のローン契約を締結する事を検討し始めます。
3年間程の勤続年数が過ぎれば後輩の指導等も行う責任ある立場になる為、より安定して金属を続けると見られますので、ローン会社にとって良い顧客となります。
勤続年数については、転職や独立をした方にも関係があるものです。
転職をして収入が増加し、車のローンを利用する経済的余裕が増したとしても、それが安定して続くと判断できなければ、ローン会社は車のローン契約を顧客と締結しません。
やはり、転職から1年以上の勤続年数が必要なものです。
独立の場合は転職と異なるポイントがあります。例えば、自営業を始めた方であれば、その事業が軌道に乗らなければ、収入の増加は一時的なもので終わる恐れがあります。ローン会社も倒産や経営難といったリスクを考えているものです。
この為、独立して自営業を始めたという方であれば、ローン会社から信用を得る為に3年程の経営実績が必要になります。
5つ目は、連帯保証人を紹介できる事です。連帯保証人とは、顧客と同等の返済義務を持つ人物となります。
ただの保証人と異なり、ローン会社はいつでも連帯保証人に返済を求める事ができて、連帯保証人はこれを拒否する権利がありません。
ローン会社にとって連帯保証人を紹介できる顧客は、紹介できない顧客と比べて焦げ付きのリスクが少ないと判断できるのです。
ただし、連帯保証人には十分なローン返済能力が求められます。顧客にとって信用できる人物が、ローン会社にとって信用できるとは限りません。
少なくとも、顧客と同等の返済能力がなければローン会社から連帯保証人として認められるのは難しいでしょう。
5つの特徴を満たしてる方であれば、借入があっても車のローンが通る見込みは十分にあります。
車のローンを計画的に利用する事で、自動車をより早く手に入れる事ができるでしょう。しかし、車のローンを利用する上で気を付けなければいけない事もあります。
車のローンは需要が多い為、ローン会社や関連業者を装った不正や詐欺を行う業者も居るものです。
例えば、連帯保証人を紹介すると勧誘して高額な利用料金だけを受け取り、その後は連絡がつかなくなるという詐欺が行われています。
車のローンは信用のできるローン会社と契約を結ぶのが賢明な判断です。怪しいサービスを提供している業者には近づかないようにしましょう。