借入するのですが、公務員だと審査が通りやすいのは本当ですか?
地方の市役所で働いている公務員です。先月から結婚式やお葬式が立て続けにあった上に、先日引っ越しをしたために少なくなってしまった貯金が底をついてしまいました。
そこで、キャッシングで生活費をどうにかしたいと考えています。
そこで、どこを使おうか調べていたのですが、そんな調査中に、以下のような記述がありました。「公務員はキャッシングの審査に通りやすい」これは、何故でしょうか?
公務員ほど、収入が安定している職業はないからよ
まあ、大抵の職業についていて、平均的にお金を稼ぐことが出来ている人であれば、特に「カードローンに審査に通らない」と悩む必要はないと思われるわよ。
でももしも、日本で、カードローンに一番通る職業は?と尋ねられたならば、きっと私は「公務員だと思う」と答えると思うわ。
一般的に、安定して給料が出る仕事、つまるところ安定した収入があることが、最も借り入れがしやすいと言われているわ。
という観点から考えると、日本で言えば公務員が一番そういうタイプの仕事だと思われるわよね。
だから、公務員という仕事に就いている人はカードローンの審査に一番通りやすいと思われるわけ。
「でも、経営者とかプロ野球選手の方が、自分よりも稼いでいる気がするから、そういう人に貸した方が良いんじゃない?」と屁理屈を言うかもしれないわね。
でも、ここで例に挙げられているような職業というのは不安定だとも言えるわ。
経営者になったとしても、その会社がいつ傾くかどうか分からないといつでも不安な気持ちを抱えている事は間違いないでしょう。
(⇒自営業で借入困難な人でも借りられるとこは?)
プロ野球選手だって、いつ怪我をして、現役を引退するような事態になるか分からないわよね。そういう意味だと、非常に不安定な仕事だと言えるわけ。
「それならば、一番審査に通りにくい職業は何かと思う?」と問われたならば「…無職かな」と答えると思うわ。
でも、「無職は働いていないという事でしょう?それは職業じゃないじゃないか」と反発を食らったならば、「それじゃあ、自営業」と答えると思うわ。
自営業者にしても、パート・アルバイトと比較するならば、どちらが不安定で収入が少ないかは、非常に判断に苦しむところだけれども、公務員の持っている安定感は皆無だと言えるわよね。
ちなみに、公務員は共済組合の貸付制度も充実しているわ。使い道が制限されていない「普通貸付」でも、限度額200万円で、金利は年2.66%という、カードローンと比べてもかなり有利な条件での融資が使えるわ。
【参考ページはこちら】
自営で働いている人におすすめの借入情報
公務員が借入申し込みを行った場合の審査結果はどうなるか
借入を行う際、誰でも金融機関が定めた基準に合格する必要があります。審査に通らなければ、ローン等は貸してもらえません。
審査の内容は、申し込み者の年齢や家庭環境、他社からの借金に加えて、職業についての確認です。
職業は収入、つまり返済能力とも密接に関わってきますので、いずれの金融機関でも重視されています。
無職の方はもちろん、職業の種類によって審査に落とされてしまうこともあるのです。特に不安定な職種の場合はその可能性が高いと言われています。
逆に言えば、収入が安定した職業であれば、審査に通りやすいと言えるでしょう。
イメージとして収入の安定がある職業といえばまず公務員が浮かぶのではないでしょうか。
毎月必ず一定額の収入があるため、確実に一定額の返済が見込める職業として、借入が認められやすい職業の一つです。
では、公務員であれば誰でも、どんなローンでも利用することができるのでしょうか。
答えは否です。公務員だからという理由で、全員が合格するとは限りません。では、何が原因なのでしょうか。
まずは常勤で働いているのかに気をつけましょう。安定した収入というのは、常勤で働いていてこそ発生するものです。
非常勤や臨時職員等で、常に仕事があるわけではない場合は、落とされる可能性もあります。
常勤でない勤務形態の場合は、派遣やパート、アルバイトも可能なローンを見つけたほうが借入を許可してもらいやすいでしょう。
次に気をつけるべきポイントは、勤続年数です。ローンの中でも特に住宅ローンに申し込む場合は、最低3年はあったほうが良いとされています。
あまり転勤の多い職種ではありませんが、落ちる可能性の一つであるという認識は持っておきましょう。
その他のローンの場合でも、説明を確認し、勤続年数に指定がある場合は注意してください。同様に年収も重要です。
同じく住宅ローン等にありがちな条件なのですが、最低年収が決められている場合があります。これを満たしていなければ、当然借入は許可されません。
その他、他社のローン利用や家庭環境等といった、職業に関わらない部分で落とされる理由があった可能性もあります。
特にカードローンやリボルビング払いで返済を行っているローンがある場合は、拒否される可能性が高くなります。
また利用中のローンに遅延がある場合も、拒否される理由になるでしょう。これはどの職業においても同じです。
現在借りているものがある場合、金融機関側からすれば、自分のところの返済が遅れるかも知れないという不安、また返済能力がないのではという疑念がある為です。
以上のポイントに気をつけていれば、多くの金融機関で借り入れは受け付けてもらえるでしょう。しかし折角借りるのであれば、よりしっかりした金融機関に申し込む方が便利です。
例えば金融機関にもいくつかの種類があります。例えば銀行系です。
主に銀行が属するグループで、審査は厳しいと言われますが、認可されれば金利は低く、高額の貸与が可能なローンが多く、利用するには便利です。
他の職業では落とされる可能性もたかまる銀行系ですが、上述の条件をクリアしている公務員であれば、借り入れを認めてもらい易いでしょう。
銀行系のローンは承認まで時間を要するものも多いので、緊急性のない場合に適しています。
別の種類として、信販系と消費者金融系とがあります。消費者金融系から先に説明しましょう。
文字通り消費者金融のグループです。比較的申し込みが簡単で、結果も即日で解る企業が多いですが、その分金利は高めに設定されています。
銀行系とは真逆ですね。信販系とは、主にクレジットカードを販売、提供している企業のことを指します。
その為、クレジットカードを利用したキャッシングやカードローン等を提供していることが多いです。
利用可能になるまでの難易度及び、利用時の金利については、銀行系と消費者金融系の中間のような位置づけです。
どこにも申し込んでいない状態で急に出費があった場合は、これらの金融機関を利用するのも手です。
ここまで職業に拘って条件などを見てきましたが、最後に注意すべきは、自分に適したローン内容かということです。
仕事が安定している種類だからといって、特に気にせずにパッと目についたローンを選んでしまうと、思った以上に支払いが大変ということもあります。
金融機関の方で許可してくれるものが多い仕事だからこそ、自分に適したプランを厳選しましょう。
適しているか否かは、試してみればわかります。試すといっても仮の利用はできませんから、シミュレーションしてみるのです。
金融機関の多くは、申し込みや返済のシミュレーションをホームページ内で行えるようになっています。
そこに必要情報を入力して結果を見るだけで、自分が申し込んだ場合の結果や月々の返済状況が分かります。
シミュレーションは予め入力されたデータを元にコンピュータが判断する為、その結果が全てではありません。
シミュレーションでは良い結果でも、実際にはもっと悪くなる可能性もあります。
しかし逆に、シミュレーションで悪かったのに実際は良くなるということはあまりありません。
シミュレーションは事前確認という点で必ず行い、その時点で不可だったら申し込みはやめたほうが良い。というような目安にしましょう。
金融機関を見つける方法としては、インターネット上にはクチコミや評価サイト等もあります。
金融機関についてのレビューが沢山書かれていますが、これらはあまり重要視しない方が良いでしょう。
何故かというと、自分と同じ条件で申し込み、同じ金額を借り、同じペースで返済した意見とはほぼ無いからです。
また金融機関の評価も、応対したスタッフによって変わります。同じ店舗でも、スタッフによって善し悪しは異なるでしょう。
良い評価がある金融機関でも、まずは申し込むローンの内容をよく見て、自分に適するか確認してください。
そしてシミュレーションを行って、きちんと返済できる内容か確かめましょう。
自分にとって良い企業であるということを第一に考えてください。その上で、他の人も勧めていることも加味するという程度で考えましょう。
例えば、複数の金融機関で良い条件があったがどちらが良いか決めかねている場合に口コミで比べ、他の人に対しても評価の高い方を選ぶという使い方をしてください。
借金はあまり人に話しにくいことではありますが、可能であれば家族や友人にも申し込み先を評価してもらうと良いでしょう。
さらに言えば、申し込み時の書類や記入内容についてもチェックしてもらい、間違いがないかを指摘してもらってください。
安定した職業でも、記入ミスによって落とされてしまう場合も多いのです。
公務員は借入のし易さがあります。だからと言って利用しすぎ、ローンに頼りすぎは禁物です。
必要な分を利用し、即座に返済する。その繰り返しを行うことが、ローンのデメリットを無くし、メリットを最大限に活用できる方法なのです。多くの方が陥りやすいのが、メリットだけを見てしまい、デメリットに気づかないということです。
特に、借りているという意識をなくしてしまう方が多くなっています。いずれ返さなければいけないものと思えば、必要以上に借りることはしないでしょう。
デメリットをきちんと把握した上で適切な使い方をしてこそ、ローンは便利なシステムであるということを忘れてはいけません。
そして正しく使えない人の存在は、借り入れのイメージを悪くしてしまっているといっても良いでしょう。金融機関から借金をすることは決して悪いことではないのです。
使い方さえ守っていれば、現金払いよりも効率が良くなることすらあります。そして使い方も本来は難しいことではないのです。
必要な時に必要な分だけを借りる。そして期限を守って、できれば早めに返す。ただそれだけです。きちんと守って、便利に使いましょう。