ブラックでも担保があれば借入は認めてもらえる?
叔父がブラックリストという奴になってしまったみたいです。
昔から金遣いが荒く、自分で外車を購入したのにも関わらず「お金がなくて困るわー」などと言うような人なので、正直妥当じゃないかと思います。クレジットカードの分割払いに何度も遅れたと聞きました。
まあ正直これに関してはどうでも良いのですが、私の家に訪ねてきた時に「インターネット良く使うでしょ?
ブラックリストでも借りられるか調べてくれない?」と言ってきたので、代わりにこうして調べている次第です。無視しても良かったのですが、お菓子くれたので…。
それでふと叔父の高級外車を見て思ったのですが…担保があれば、ブラックリストでも借入を認めてもらえませんかね?
ブラックリストになると問答無用で融資審査に落ちるというのを聞いた事があるのですが、担保についても気になっていました。
ブラックリストって、要は融資をしても返すアテが無いって思われて貸せないわけですよね?
それなら、ブラックリストでもまずは担保として価値がある物を預け入れるような格好になれば、返済のアテありとして貸してもらえたりしませんか?この辺については自分では分かりません。
叔父はこんな人ですが、まあ憎めない面も無いとも言えません。そんな人の為に、どうか皆様のお知恵を貸していただけませんでしょうか?よろしくお願いします。
担保があってもお金が返せないなら無意味ですね
いるんですよねぇ、その叔父さんみたいな『ルーズな人なのに憎めないタイプ』って。
私は正直そういう人とは距離を置きたい感じですが、なかなか嫌われきれないというか、どこかで助けが入るような人。世渡り上手っていうのが一番しっくり来るかもしれません。
なので正直助けたいかどうかは微妙ですが、質問者さんがとても真面目そうな方ですので、お答えしたいと思います。
担保があればブラックリストでも借りられるかどうかなのですが、これは無理だと思った方が良さそうですね。理由というのも至極簡単です。(こちらもご参考に→ブラックでも借入できる銀行ローンは?)
ブラックリストというのは、そもそもお金の回収自体が難しい人と判断されます。担保がある融資の場合は返済出来ない場合、担保を回収して損害の補填を図るわけなのですが、金融業者が真に返してもらいたいのは、他ならぬ現金です。キャッシュです。
ブラックリストの人が担保を差し出してお金を貸してと言ってきても、それは「担保はあげるからお金を返せなくても許してね!」って言ってるようなものです。
担保とお金の優先順位をはき違えていると思われてしまうのですね。これでは貸すものも貸せません。
担保というのは、金融業者にとって保険でしかありません。この世の中の保険が損失全てを補うわけではないように、担保を回収しても貸し付けたお金の全額にはなりません。
結局、万が一の事も考えて担保が用意されるのであって、担保があれば許されるわけじゃないのに注意してください。
また、担保ありの融資というのは、大抵土地や家の不動産担保ローンとなります。車だと担保としては弱いと思われますので、担保でブラックリストを補うのは諦めるべきではないでしょうか。
【参考ページはこちら】
借入のブラックになるのはどんなケース?
ブラックの人の借入は質屋に担保を持ち込むという選択もあります
誰でも1度は、ブラックリストという言葉を見聞きしたことがあるでしょう。
これは、別にそのようなリストがあるわけではなく、ローンの返済が遅れた時に、その人の信用情報に登録される事故情報のことです。
このローンというのは、分割で借りたお金、相手に立て替えてもらったお金を返済することすべてをさします。
従って、普通の住宅ローンなど以外にも、たとえば、クレジットカードの返済やキャッシングの返済なども含まれます。
また債務整理の場合でも、事故情報はつきます。債務整理をするということは、やはりきちんと返済できなくなり、その結果債務、借り入れたお金の整理ということになるからです。
クレジット系の信用機関の場合、債務整理の中でも代表的な任意整理の場合は5年間、自己破産の場合は7年間この情報が記載されたままになります。
消費者金融系は比較的緩めですが、銀行はかなり厳しく、自己破産の場合は10年間借入をすることができません。(こちらもご参考に→借入の審査に関するおすすめ記事)
この事故情報があると、新規の借入、またはクレジットカードの申込で、審査に通ることはかなり困難になります。
通常事故情報は、3回続けて返済が遅れた場合に登録されるため、返済が困難な人であるということを意味するからです。
期日までに返済できない人にお金を貸したり、費用を立て替えてくれる人はなかなかいません。
このため、お金を借りたり、クレジットカードを利用したりするには、期日までにきちんと返済することが求められます。
もちろんブラックがあっても、貸付をしてくれる金融機関、あるいは、カードを発行してくれるクレジットカード会社もあります。
お金を借りる場合は、中小の消費者金融が中心になりますが、大手の業者でも、融資をしてくれる所もあります。
いずれも最初は少額、数万円程度の貸付であることが多いですが、きちんと利用して、きちんと期日までに返済するようにしていると、段々と借入可能額を増やしてくれるようになります。
クレジットカードの場合も、スーパーなどで発行している流通系のカードが、審査基準が比較的緩く、ブラックであっても作れることがあります。もちろんこの場合も、きちんと期日までに返済して行くことが大事です。
ショッピング可能な枠が限られていることもありますが、まずこのカードで利用実績を積み重ねて行くと、その後銀行系や信販系といった、審査基準が厳しいカードの申込も、すんなり通ることがあります。
既にクレジットカードを持っている場合は、キャッシング枠を利用することもできます。
一般的な物でも、キャッシング枠が10万円ほどあるため、少額のお金ならそれでの用立てが可能です。
利用方法は、銀行のATMにカードを挿入し、暗証番号と金額を入力します。利用分は、次の引き落とし日に口座から落ちるようになっています。
また、事故情報がある場合には、闇金に注意が必要です。特に債務整理後、見覚えのない金融機関から郵便物が届いたら、まず闇金と考えて間違いはありません。
闇金は表向きは消費者金融の体裁を取っていますが、違法金融業者ですので、法律で定められていない金利で貸付を行ったり、また、返済ができない場合は、法律で禁じられている取立てを平気で行いますので、絶対に利用してはいけません。
たとえば、今の消費者金融の金利は上限が20パーセントですが、闇金では30パーセント以上は当たり前です。極端な場合、10日間貸して、30パーセントの利息を取ることもあります。
また、返済できないと、朝から夜中まで督促の電話をかけまくります。これも法律に違反した行為です。
さらに、家や職場に押しかけて、返済するまで居座ったり、家の物を壊したりすることもあります。
何かを壊された場合は、できるだけ証拠となるものを集め、警察に届け出るのがいいでしょう。
闇金は、特にブラックの人、お金に困っている人を対象に、多額の貸付を行うという触れ込みでお客を集めます。また、借入の時点で白紙委任状や印鑑証明を提出させたりもします。
普通、消費者金融でお金を借りる場合は、このようなものは必要ありません。申込用紙と本人確認、そして収入証明があれば十分です。
こういう書類を提出するようにいわれた時には、まず闇金であると思って間違いがありません。
なぜ白紙委任状を出させるかというと、後で自分たちの都合のいいように改竄するためです。
たとえば金額などで、本当は10万円しか借りていないのに、50万円借りたかのように偽装されることもあります。
さらに、それに実印を押させることで、あとで編s内出来なくなった場合に訴訟を起こし、証拠物件とすることもありますので、こういうことを考えても、利用するべき金融機関ではありません。
もし闇金から借りてしまった場合には、どのようにすればいいのでしょうか。その時は、弁護士や司法書士に相談してください。
そして、すぐに介入通知を出してもらいましょう。介入通知が相手に届いた時点で、督促は納まるはずです。
しかし業者によっては、それでもしつこく督促をかけて来ることがありますので、そのような場合には再度相談してください。このような時には、闇金専門の弁護士や司法書士に依頼するといいでしょう。
また、事故情報があってお金を借りたい場合には、質屋を利用するのも一つの方法です。
質屋は担保物件、いわゆる質草を入れて預かってもらうだけで、いくらかのお金を借りることができます。
何か理由があってなかな担保物件を出せない場合は、利息だけでも払っていれば、引き続き預かってくれます。
もし利息が払えなくなった場合は、質流れとなり、担保物件は質屋の手を離れて売りさばかれることになります。
預かってもらえる品物は様々です。ブランド品の物、特に未使用の物などは高い金額がつきます。
もちろん宝石や貴金属、場合によっては洋服や靴などでも預かってもらえることがあります。
また、今後使用しない場合は買い取ってもらうことも可能です。しかも、督促の電話がかかることはまずありません。
ただ、気を付けていないと、知らないうちに質流れになっていたということもあります。
それから、返済遅れとは別に、申込件数が多すぎて、事故情報がついてしまうこともあります。
これを申込ブラックといいます。お金を借りる場合、もしもの時に備えてもう1社にも申し込むというのは、特に珍しいケースではありません。ただし、それが一定の数を超えてしまうと問題です。
特に今では、申込件数はすべての金融機関でわかるようになっていますので、こんなに申し込んで、返済は大丈夫なのかと不審がられる結果になります。
1度に複数件申し込む場合は、最高でも3社にとどめるようにしましょう。4社を超えると、かなりの確率ですべてに落ちてしまうことが多くなります。
収入もきちんとあって、返済遅れがあるわけでもないのにもったいない話です。もしこうなった場合は、次の申込までに半年の間を置くようにしてください。
そうすると、前の申込情報が消えてしまうからです。また、前のとは違う会社に申込を行った方が、より審査に通りやすくなります。
事故情報がつくと、キャッシングやクレジットカードの新規申込ができなくなって、不便な思いをすることもあります。
しかし、考え方によっては、とかく借金に依存しがちな生活を改める、いいチャンスでもあるのです。
特に債務整理をして、しばらくお金が借りられなくなった場合は、手持ちのお金だけで生活をして行くように努力してみましょう。
どうしてもお金が必要な場合は、公的機関から借りるという方法もあります。
また、闇金に頼るのはやめましょう。多額融資をしてもらえるように思いがちですが、後がとても面倒なことになります。
それならば、担保物件を質屋に入れて、お金を借りた方がよほどいいでしょう。もし利息を入れられなくなっても、担保となった物が流れるだけで、厳しい取立てがあるわけではありません。
それから、お金を借りたいからといって、1度にあまりに多くの会社に申し込むのは、審査のうえで不利になりますので、自分に合った会社を選んで、せめて3社までにしておきましょう。
もし4社以上に申し込んで審査に通らなかった時には、それから半年置いて再度申し込むようにしてください。