返済をしているのですが、利息分と元加の割合はどの位ですか?

銀行でお金を借りて、今返済をしています。そこで、気になったのが、利息分と元加の割合はどの位なのでしょうか?という事です。

毎月一定額を返済していますが、返済の総額はいくらぐらいになるのでしょうか?

返済の総額は、毎月の一定額×何回で返済するかで計算してね

例えば、貴方が10万円借りたとするわ。すると、最低の月ごとの返済金額が決められるわ。

銀行の場合、かなりの銀行が「残高スライドリボルビング方式」を取っているわ。

この方式の場合、月1回、元の金額に利息金額を足した上で、それに利息を掛けるという形になっていて、これが元加というそうよ。

毎月一定金額で返済をする「残高スライドリボルビング方式」の場合、月ごとの返済金額が少なければ少ないほど、逆に返済の合計はかさむことになるわ。

先程の例で言えば、月ごとの最低返済金額が2000円の銀行があるのね。この銀行は最高金利で14.6%が年間で付くと言われているわ。

10万円を借りた際に、設定される最低返済月額が2000円だとすると、10万円を返すためには78ヶ月かかってしまうのね。

およそ6年半かかるという事で、その分利息も膨らんでしまう結果、返済の総額は154,963円になってしまうのよね。

それに対して、10万円を借りた際に、返済月額を1万円にした場合は、返済の総額は107,280円で済むし、返済回数は11回で終わるのよね。大体、返済月額を揃えた場合の差は、その銀行の金利が関係してくるのね。

大体の銀行が14%台後半の金利を設定しているから、完済まで支払わなければならない利息金額は大体7千円台で揃っているわ。

ただ、消費者金融並みの金利が反映されているとある銀行では、返済の総額から10万円を引いた金額、つまり利息金額が8,878円と高い金額になっているわ。

つまるところ、結局は出来るだけ金利の低い会社を使うのがお得だという事になるわ。

ただし、同じ会社であっても借入限度額や取引実績などによって金利が変わるから、電話や窓口で相談してみることをおススメするわ。

いくら、金利が低い所を使いたいと考えていたとしても、実際に申し込んでみないと、その条件で融資が受けられるかどうかは分からないからよ。

それから、月々の返済金額は低いほど楽だけれども、返済期間が長くなってしまい、利息も多く支払わなくてはならないというデメリットがあるから気を付けてね。

「月々いくら支払った場合、返済の総額はいくら位になるのでしょうか?」という事は、利用する上で把握しておかないといけないことであるわよ。

【参考ページはこちら】
借入でいちばん大事かも?な利息の話

借入利息分を追加する元加の仕組みと採用しているローン

元加とは、元金に利息を組み入れる、つまり加算することです。

返済は元金も借入利息分も変わりなく行うという考えからきている仕組みで、主にカードローンで用いられています。

カードローン以外の融資の場合は、元金のみを支払ったり、逆に利息分のみを支払ったりということもあるのですが、カードローンの場合はそれがありません。

またこの仕組みはデメリットもあります。それは、利息に対してもさらに利息が発生するということです。どういうことか説明します。

まず、10万円を金融機関から借りたとします。その後の追加借入はないとして、利息が500円とします。

ここで仕組みに沿って利息を元金に加算すると、借入金の合計は10万500円です。そして支払い日に一定金額、ここでは1万円を返済したとします。

そうすると残りの返済額は9万500円になるのです。つまり次の月は、この9万500円に対して元加が行われるということなのです。

ここで重要になってくるのが、金融機関における支払い仕組みです。主に銀行系と消費金融系で異なりますので、どちらが自分に有利なのかをよく見極める必要があります。銀行系の場合は上述した元加が行われます。

金融機関によっては、元利均等返済という表記になっていることもありますが、意味は同じです。

最初の契約で毎月の返済額は決まる為、支払額自体に変動はありませんが、元金部分の支払いが、返済を進めるにつれて増えていきます。

一方消費者金融の場合は、リボルビング払いという方法を採用しています。クレジットカードの支払い方式としても採用されているタイプですね。

こちらは借入時点での元金に利息が掛けられ、毎月の返済額に変動が起こる場合があります。但し支払っている金額における、元金と利息の割合は変わりません。

つまり、できるだけ借入利息分を抑えて支払いを終えたいのであれば、カードローンの場合は毎月いくら払うのかということだけではなく、次の月はいくら残っていていくら払う事になるのかということまで注視する必要があるのです。

金利が同じ場合でも、その追加方法が異なっていれば、一概に金利が低いほうが得であるとは言い切れません。

また、他にも気をつけておきたい点があります。まずは繰り上げ返済です。繰り上げ返済は、通常の支払い時に、支払額に上乗せして多めに払ったり、支払い日以外の日に返済を行うことができるシステムです。

どの様な形式になっているかは金融機関によって異なりますが、毎月一定額だけを納めるより早く完済することができます。

しかし元加の仕組みを採用している場合は繰り上げ返済でも安心してはいけません。

この繰り上げというのは、元金に対してのみ行っている金融機関もあるからです。その為繰り上げ返済をしても、利息が残っている場合もあります。

完済をしたい場合は、利息に対しても支払いたい旨を、金融機関にきちんと報告しましょう。

申請前あるいは直後に、繰り上げ返済は利息分も対応しているのか確認しておくと困らなくて済むでしょう。

逆に、返済が遅れた場合にも影響が出ます。通常、返済が滞った場合は遅延損害金を支払わなければならなくなります。

しかしこの仕組みを採用していると、元金だけではなく、加算した利息分に対しても遅延損害金が発生するのです。

例えば、遅延損害金が一定の金額ではなく、残りの返済額の10パーセントの金額等となっている場合は、より損害が大きくなるのです。

ローンを申込む際、遅延はどんなプランであっても起こしてはならいことですが、カードローンの場合は特に注意すべきでしょう。

遅延損害金は、遅れた日数によって更に加算される場合も多く、遅れれば遅れる程損害は増えていきます。

どうしても返済ができない場合は、利息のみの返済が可能か、金融機関に相談してみましょう。可能にしてくれるところもあります。

申込み前に説明欄をみて確認するのも良い方法です。少なくとも利息だけを払ってしまえば、加算されることはありませんから、利息に利息を付けるという仕組みを無しにすることができます。

一部の金融機関では、ATM利用時の手数料を元金に加算するところもあります。借入金の引き出しの際にかかる手数料なども確認を怠らないようにしてください。

一方で、異なる仕組みのローンに対し元加の仕組みを求めるという手段も見られています。

これは返済の延滞に対して活用されることが多く、利息や遅延損害金を元金に上乗せして計算するというものです。

元金にしてしまうことで、遅延自体がなかったことにされます。

もちろん元金が増える分、さらに利息も発生するため、良いことばかりではありませんが、遅延という記録が残ってしまうことは、今後の借入申込に影響を与えますから、活用したいという人も少なくないのです。

しかしこの方法は、借入している人と金融機関の間にある程度の信頼関係がないとできません。

また、例えば失業時に借入した分に対しての相談であり、現在は再就職して返済がきちんと見込めるなど、実際的な理由がない場合も応じることは不可能とする金融機関が多いです。

金融機関からすれば、返済が可能であるということは何よりも優先される条件ですから、借入する側でもよくよく考えなければいけません。

そして信頼関係というのは、これまでに借入をしているが、いずれもきちんと返済している、早期返済、繰り上げ返済を心がけている人であればこそ構築しやすいものです。

このことからも、返済の遅れが重大なミスであると認識しなければなりません。返済が遅れないようにするためには、返済額が対応可能であることが必要でしょう。

対応可能な返済額にするには、そもそもの借入額が妥当なものであることが求められます。つまり、必要最低限の金額のみを借入すべきであるということです。

借入可能な限度額がいくら多くでも、その時その時に必要な金額のみを申込みましょう。

そもそもローンの使い方とはそうあるべきなのです。現金以上に便利とも言われるのは、必要な時に使ってこそであり、現金のように、あるからどんなことに使ったとしても便利というわけではありません。

そうであるにも関わらず、残高があるからと今必要出ないものにまで出費をし、結果としてお金を借りすぎて返済が間に合わなくなってしまうというケースがとても多いのです。

借り入れは便利なのでぜひ使ってください。しかし、使うべき時、使うべき金額をきちんと見極め、返済金が用意できたら即座に返しましょう。

そしてまた次にお金が必要になった時に、また借りてください。出来る限り、返済中に追加で借入ということも行わない方が良いのです。返済の計算も変化するので、自分で計算するのが大変になります。

ATMでの引き出しや返済ができることも、金利が低く設定されていることも、インターネット等でいつでも申請が可能であることも、全ては計画的に利用して欲しいからこその対応です。

嗜好品等、資金に余裕が出来てからでも遅くはない買い物に対して使って良いものではありません。

いざという時に貸出してくれるからこそ便利な商品なのです。早急ではないことにつぎ込んで、いざ必要になった時に借入できませんでは本末転倒です。

そして申し込んで返すという単純な仕組みであるという理解もやめましょう。金融機関にとっては利息こそが利益となり、それを支払うことは当然です。しかしそれが抑えられるものならば抑えるべきです。

自分で計算するのが大変ならば、金融機関のホームページを開き、返済シミュレーションがあるかを確認しましょう。

あればそこに簡単な情報を入力するだけで、返済状況を知ることができます。

初めて借入をする場合は、その状況を比べて、より良い結果を提示している金融機関を優先すると良いでしょう。返済を繰り上げたり早期に終わらせることができれば、さらに結果は良くなるのです。

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