年収400万だと銀行カードローンで借入するには厳しいですか?

年収が400万の会社員です。年齢は37歳で、この年齢なら同じ会社でももっともらっている人がいるんですが…私は出世コースから外れているので、むしろこれでももらっているほうでは?と思うくらいです。出世に興味ないからこんなものかもですが…。

あ、名前は勝(仮名)とでも呼んで下さい。それでお聞きしたい事があるのですが、いいですか?

私は今銀行カードローンで借入をしたいと考えています。40になる前にヨーロッパ旅行をしておきたいので、その為の資金にしたいのです。

融資を受けるうえでは、年収が大事という事は借りた事が無い人でも分かりきっている事ですよね。

一応私の年収は凄く低いってわけでもないと自分では思っているのですが…もしかして、銀行の借入を受けるのって難しいのでしょうか?

私のとある同僚が「銀行からお金を借りるなら1000万近くないと無視されそうだよねー」と笑いながら話していたのを聞いて、融資に関する知識が無い私は不安でいっぱいになりました。

銀行から借りてる人って、みんなそんなに凄い人だったんですか…?

いくらなんでもそれは大げさだろう、と言いたいところですが、それを断言するほどの根拠もありません…なので、皆さんに聞いております。400万の年収だと、銀行カードローンを使う事も難しいですか?

400万なら全く問題ないレベルです

勝さん、お仕事お疲れ様です。会社によっては出世に血眼になるようなところもありますが、そもそも出世に興味が無い人が増えているように、立場よりも自分の時間を大切にする人が増えています。そうなると、勝さんは気にする事は無いですよね。

しかし…銀行でお金を借りる為には1000万必要なんて、凄い発想というか、その発言をした若い方ももしかしたら、融資について全くご存じないのではないでしょうか?

1000万以下お断りだとしたら、銀行カードローンのサービスがこんなに乱立しているのはおかしいです。

というわけでして、年収1000万ないと銀行カードローンが作れないというのはデマです。

借りたい金額が500万とかなら確かに1000万は欲しいところですが、とりあえずカードローンを作る、もしくは100万くらい借りたいとかなら全く問題ないです。

銀行は元々、消費者金融みたいに年収の三分の一まで、という明確な決まり事はありません。

ゆえに年収の数値で絶対的な借入額や審査結果が決まるわけではありません。そもそも、銀行カードローンで大事なのは、年収の額よりも安定性です。

安定して年収400万稼げる場合と、一ヶ月当たりの収支がバラバラでも700万いく可能性がある人の場合、確実に安定した400万の人を銀行は優遇します。金額が大きくてもそれが0になる可能性があったとすれば、銀行は嫌がるわけですね。

勝さんは多分正社員の方だと思いますので、安定して400万毎年もらえているなら、全く問題ないです。

大体銀行の場合は年収の半分程度がリミットと言われており、今後の実績次第では200万くらいまで拡張できるかもしれませんよ。

【参考ページはこちら】
借入は10万くらいなら誰でも審査に通れる?

400万円を金融機関から借入れる場合に必要な経済力

金融機関には銀行や信販会社や消費者金融が挙げられますが、それぞれで金利や審査基準は違います。

自分が審査に通過出来る金融機関を選ばなければ、無駄に審査に落ちて信用情報に傷を付けることになります。

また、借入れる金額によっては選べる金融機関の選択が狭まります。

まず、総量規制のことを知っておきましょう。

総量規制は年収の3分の1以上の借り入れが出来ない仕組みですが、適応される金融機関は銀行以外の全ての金融機関です。お金を年収の3分の1以上借入れられるのは銀行のみです。

つまり、400万円を銀行以外の金融機関から借入れたい場合は、年収1200万円以上必要になります。

その400万円が必要な理由によっては、目的別ローンに申し込むことで審査に通りやすくなります。

お金に困っている場合は年収1200万円あることは考えられないので、実質信販会社や消費者金融からは借入れられません。

もし、事情があって消費者金融などで借入れたいので、あれば400万円以上融資してもらえる金融機関を探すことから始めましょう。

金融機関のホームページには、最大金額が記載されています。400万円程度であればほとんどの消費者金融で利用できますが、最大800万円まで利用出来る場合もあります。

しかし、400万円という多額の場合は出来るだけ低金利で利用出来る銀行に申込みましょう。

銀行の審査に通らなかった場合に限って他の金融機関に申し込むことが大切です。

審査基準が高いので、過去の滞納歴によって銀行の審査に通過出来ない場合があります。

そういった時には消費者金融に申し込んでみましょう。審査基準が低いので、一回程度の滞納であれば問題なく通過出来ることがあります。

また、年収1200万円であれば、丁度年収の3分の1になるので1300万円程度必要です。

何らかの要因によって総量規制の範囲以上の貸し付けを行うと金融機関が法律によって罰せられます。

営業停止処分など重い処分になれば大きな損害になるので、ギリギリの金額は貸し付けてくれません。

銀行に貸し付けてもらうのであれば、経済力が非常に重要になります。

銀行は、信用出来ない人物には年収が高くても貸し付けないので、年収だけではなく勤続年数も重要になります。

まず、年収は総量規制の範囲外であっても700万円程度あることが望ましいです。

規制外というだけで、銀行からすれば多額を貸し付けても確実に返済してもらえる人物に貸し付けたいと考えています。

その為に、金額を出来るだけ大きく上回る年収が求められます。そして、その年収に応じた勤続年数が必要です。

年収700万円であるのに、勤続年数が2年程度であれば職を転々としている人物と判断されます。

キャリアアップの為に転職を繰り返していたとしても、いつ転職に失敗するかわかりません。

つまり、急遽年収が大幅に下がってしまって返済が滞る可能性があると判断されます。年収700万円であれば部長クラスなので、勤続年数は10年以上は必要です。

将来的に多額の借金を予定している場合は、出来るだけ転職はせずに1つの会社で長く勤めて、社会的にも信用を得ることが重要です。

また、雇用形態も非常に重要です。年収が高くても契約社員であれば、長期の返済になる多額の借金はできません。

返済中に契約解除となれば収入がなくなります。とても無収入では持ちこたえられる返済額にはならないので、評価が大きく低下します。

金額が少額であれば雇用形態はそれほど大きく影響はしませんが、数百万円にもなればあらゆる項目が影響します。

そして、忘れてはいけないのが他社からの借金の有無です。既に数十万円もの借金を背負っている場合は、借金を借金で返済しようとしているのではないかと疑われたり、何か事情があってお金に困っていると考えられてしまいます。

経済力があっても、返済できるか疑わしければ評価が下がります。信用性に関わることにも対策が必要です。

過去に金銭トラブルを起こしている場合は、不利になりますが時間の経過によって記録が抹消されます。

滞納は半年で、債務整理は5~10年で抹消されます。該当するトラブルを起こしている場合は、その記録が抹消されたタイミングで申込みましょう。

また、その期間が経過すれば記録が抹消されますが、あまりにも真っ白でも不利になります。

元々はトラブルを起こしていた人物ではないかと疑われますが、確信は持てないので他の項目を充実させて評価を高めましょう。

過去に借金をしていない場合においても、いきなり数百万円もの多額の借金はできません。

過去に借金を経験していないということは、借金の返済があることでどれだけ生活が苦しくなるかということや、返済計画の立て方などを知らないということです。

毎月決まった金額を返済し続けなければならないので、毎月の返済額の分だけ生活が圧迫されたり、趣味の物を購入できなくなります。

そういった状況に陥っても、しっかり滞納せずに返済し続けられるのかがわからない場合は、高額の貸し付けはしてもらえません。

逆に、過去に数十万円程度の多額の借金があっても滞納せずに完済している記録が残っている場合は、ある程度安心して貸し付け出来ると判断されます。

この様に、過去に借金が無いということは不利に働くこともあるので注意が必要です。

教習所の入所金などをローンで支払っていた場合は、20万円程度の返済の実績が付くのである程度の信用性を得られます。

奨学金に関しても信用情報に記録される類のローンの場合は大きな信用になります。

数百万円のローンになることもあるので、奨学金の返済実績があればいきなり数百万円を貸し付けてもらうことも可能です。

この様に多額の借金をする場合は、日頃の積み重ねと相応の経済力と信用性が必要です。

どれか一つでも欠けている場合は、他の項目を充実させてカバーするしかありません。

例えば年収700万円で勤続年数が10年以上で充分な経済力を持っていても、過去に滞納した記録が残っていれば信用性は落ちます。

それをカバーするためには年収1000万円以上など、より経済力を充実させる必要があります。

特に借金の滞納については、うっかりしていたことが原因で起こりうることなので、たったの数万円の借金であっても滞納には充分に注意しましょう。

将来の自分が住宅や車のローンを組むことを想像して、その時に苦労をしないように日頃から注意が必要です。また、保証人を求められる場合は経済力がある人に頼みましょう。

借金を返済できなくなった時に肩代わりをする人物なので、経済力と信用性を持っている必要があります。

また、出来るだけ身内であることが求められるので、親や兄弟に頼ることになります。

親が年金暮らしであれば充分な収入を得ていないことになるので、必然的に兄弟に頼ることになるので日頃から良い関係を築いておくことが大切です。

自分の生活だけではなく、家族の借金も背負えるほどの経済力が求められるので、必ずしもそういった人物が家族にいるとは限りません。その場合は、担保を入れることで免れられる場合があります。

その場合は、より資産価値が高い担保を求められることもあります。中古車や中古物件は、既にある程度の年数が経過しているので、数十年に渡って返済するようなローンは組めません。

新車や新築物件の様に、購入したてであれば長期間のローンも可能です。

担保と保証人のことも考えてから、借金を申込みましょう。多額であればあるほどに、普段からギリギリの生活をしている人は借りにくくなります。

そういった生活をしていて、年収も低いのに数百万円を借りたいのであれば担保と保証人が必要不可欠です。

自分であればどういったことが必要になるのかを確認して、多額の借金をする場合は適切な期間から準備を進めておくことが重要です。すぐにはどうにもならない信用性については昔から積み重ねておきましょう。

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